徳大寺さんお別れの会

  
 この2月9日(月)に東京・千代田区のホテルニューオータニにて、自動車評論家の故 徳大寺有恒さんを偲ぶ「お別れの会」が催されました。

 徳大寺さんは、昨年(2014年)11月 7日に逝去されましたが、作家の北方謙三さん、カージャーナリストの津々見友彦さん、元レーサー黒澤元始さん、イラストレーターの穂積和夫さんら11人の方が発起人となって、生前親交のあった多くの方々にお声をかけ、今回の会が開かれる運びとなりました。

 なにしろ、カージャーナリストとして、日本の自動車評論の新境地を開拓した人でもあり、自動車以外のアート、音楽、文学などの分野においても鋭い洞察力を発揮された人だけあって、集まられた方々も多種多様。
 主要自動車メーカーの役員から、自動車雑誌の編集者たち。自動車評論家、モータースポーツ関係者、カメラマン、デザイナー。
 故人と生前親しく仕事をされた方々が一堂に会した盛大な会となりました。

 ▼ 供花スタンドにも、トヨタ自動車、日産自動車などの代表者の名がずらりと並び、徳大寺さんが日本の自動車産業の興隆に多大な業績を残したことが偲ばれます。

 ▼ 相当な数の方々が来られたようで、実数は分かりませんが、個人的な印象では200~300人ほどかと …

 ▼ 作家の北方謙三さんも挨拶。「徳大寺さんはわがままな人だったけれど、それだけ少年のような純真さがあって、最後まで気が合った仲間でした」とも。 

 ▼ 徳大寺さんが生前に書かれた著作がずらりと陳列。私が担当した『ダンディー・トーク』も中央にしっかり飾られておりました。

 ▼ 徳大寺さんの個性がにじみ出るような愛用品の数々。ローライフレックス、ライカなどの愛用カメラから、数々のパイプ、モンブランの万年筆。『ダンディー・トーク』のなかでも紹介させていただいた小物類はみな懐かしく、涙が出そうになりました。

 ▼ とにかくネクタイの好きな人でした。一緒に仕事をさせてもらったとき、横浜の「ポピー」という洋品店に連れて行ってもらい、ネクタイを選んでもらったことがあります。きっとこの中にも「ポピー」のネクタイがあるのでしょう。

 ▼ 生前の活躍ぶりを記録した数々のパネルも展示。右側の写真は『ダンディー・トーク』のグラビアで使われたもの。場所は横浜の旧ニューグランドホテルのエントランス。お尻が見える車はジャガー240サルーン。

 ▼ 立食形式のパーティーではお寿司コーナーが人気。有名な銀座久兵衛が出店を出していました。

 ▼ 徳大寺さんの奥様、悠子さん。「これから一緒に旅行などに行くのを楽しみにしていたところ、あまりにも早い逝去でがっかりしました。でも、ホッとしたような安らかな顔だったので、ようやく解放されたのかな … とも思い、ご苦労さまでした、という言葉が自然に出てきました」と挨拶。

 ▼ お土産は徳大寺さんの “遺作” ともなった2冊の著作。『徳大寺有恒 ぼくの日本自動車史』(草思社)、『俺と走れ 自動車評論30年史』(講談社)。これから読むのが楽しみです。


  
 
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参考記事 「徳大寺有恒 『ダンディー・トーク』 」
 
 

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徳大寺さんお別れの会 への2件のコメント

  1. 木村俊郎 より:

    ごぷさたでした。
    まさに、時代を生き、自動車が変わろうとする時代とともに逝った人でしたね

    • 町田 より:

      >木村俊郎さん、ようこそ
      本当ですね。
      徳大寺さんは、自動車が人間の精神生活すら変えるという時代に車の面白味を発見し、そしてまた、自動車が大きな変化を迎えようとしたときに逝去された方でした。
      日本の近代の「自動車史」の生き証人でしたね。
       

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