夫婦関係マル秘相談

 
Q:キャンピングカーを購入して、定年を機に、夫婦で楽しい旅行を重ねてきました。「日本一周」を目標として、すでにその半分ぐらいの旅行をこなしました。

 最初のうちは、家内もいろいろなところに寝泊まりするのが楽しいらしく、食材が購入できない日は、車内でカップ麺などをいっしょにすすりながら、「新婚当時は貧乏だったからこんな生活でも楽しかったわね」など喜んでくれましたが、最近、家内がキャンピングカー旅行を次第に渋るようになりました。

 その理由を尋ねても、あまりはっきりしたことを言いません。そして、私が一人でキャンピングカー旅行に出かけると、むしろそれを待っていたかのように、いそいそと送り出します。
 家内にどんな理由が生じたのでしょうか。怖くて真相を聞き出せません。

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A:ご心配よく分かりますけどね。何も特別なことが起こっているわけでもないでしょう。非常によくある話。
 早い話、奥さんは疲れたんじゃないかな、あなたに。
 厳しいことを言うわけじゃないんですけどね、 キャンピングカー旅行の問題というより、あなたに奥さんを楽しませるアイデアが枯渇しているんじゃないかな。

 何年にもわたって、夫婦でキャンピングカー旅行を楽しく続けていらっしゃる方々はたくさんいます。
 でも、そういう方々は、日常生活においても、旦那さんの方が奥さんを楽しませるアイデアをたくさん持っているカップルなんですね。

 「車内でカップ麺などをいっしょにすすりながら」 … も大いにけっこう。キャンピングカー旅行では、そんなシンプルな食事がとても楽しく感じられるときがありますから。 
 でもね、それには、「カップ麺」でもおいしく感じられるような「会話」がなければならない。

 奥様が「新婚旅行を思い出した」と語られたなら、どうですか、そこでもう一度、奥様のどんなところに惹かれてプロポーズされたのか、恥ずかしがらずに、それを堂々と再現されたらいかがですか。
 「歯が浮くようなセリフ」でもいいんですよ。シニア夫婦のキャンピングカー旅行は “第二の新婚旅行” なんだから。  

 男と女って、同じ「夢」を持つにも、その「夢」が少し違うのね。
 男の夢はさぁ、いつでも自分の日常の外に広がっているものだけど、女の夢は、日常の中にあるものの再発見なんですよ。
 「あ、うちの旦那、こんな優しい面があった」とかね。  
 そのへんを理解していると、車内でカップ麺しか食べられない夜も、豪華シャンデリアの輝く小粋なレストランの夜に変わるんじゃないかな。


 
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Q:長年キャンピングカー旅行を楽しんできた主人が、昨年秋に他界しました。以降、心の奥に広がった空洞がなかなか塞がりません。長女に孫ができたので、休日などは婿と3人連れだって遊びに来たりしてくれますから、そういうときは気がまぎれるのですが、長女たちが帰ってしまうと、主人と親子ともどもキャンピングカー旅行を楽しんでいた時代の記憶がよみがえり、かえって寂しさが募ります。

 庭には、まだ主人と一緒に旅を楽しんでいたキャブコンが1台残されています。
 それを売るとなると寂しいし、手元にあると、見ているだけで辛くなります。思い切って、キャンピングカーを売った方がいいでしょうか。

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A:これは辛い話ですね。思い出のキャンピングカーを売った方がいいのか、どうか。こういうときに、誰もが悩む問題ですね。

 もし、娘さんなり、そのお婿さんがキャンピングカーに興味があり、運転もできるようでしたら、思い切って彼らに譲るという手もありますな。
 亡くなられたご主人の代わりに、娘さんやお孫さんという新しい家族と一緒にキャンピングカー旅行ができるようでしたら、それがもっとも有効な活用方法になると思うのですがね。

 それがうまくいかないようでしたら、思い切ってあなたが運転されたらいかかですか。「キャブコン」という言葉だけでは大きさが分かりませんが、もし運転できれば、それが、キャンピングカーを残していかれたご主人に対する供養になると思います。

 もちろん、女性が一人旅するのは、セキリュティーなどの面で抵抗があるかもしれません。
 しかし、仲間をつくれば大丈夫。もし、ご主人が生前クラブキャンプなどを経験していらっしゃったなら、もう一度その場に復活するのがいちばんです。ご主人と仲の良かった人たちは、きっとあなたが一人になっても、大歓迎してくれるはずです。

 また、ご近所などで仲良くされている奥様や旦那さまがいらっしゃれば、彼らをキャンピングカー旅行に誘い出すというのも手でしょうね。もちろん女性同士でもOKです。かえってそっちの方が楽しいかな。

 要は、ご主人の思い出が絡む大切なアイテムをそのまま尊重しながら、新しい人間関係を構築していくということですね。
 そうすれば、亡くなられたご主人も、「いいものを家内に残してやれた」と天国で安心されることでしょう。
 
 

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