RVパークやまなみの湯

 
 

 キャンピングカー専用の宿泊施設として、いま全国的に整備されているRVパークも、山梨県南アルプス市にオープンした「RVパークやまなみの湯」で、37号目を迎えた。
 この11月13日にオープンセレモニーが行われたので、さっそく取材に出かけた。… ついでに、1号目の客となった。エヘン……。

▼ 日本RV協会の高橋普及部長(左)より、「やまなみの湯」の三沢社長(右)へ、RVパークの認定書が交付される

▼ お泊り第一号は、俺さまだぁ !

 やぁ、まぁ、すごく良いところだぞ !!
 実際に、自分もいくつかのRVパークを泊まり歩いてきたが、ここは自分が体験したものの中でも、1、2位を誇る過ごしやすい環境に恵まれた場所であった。

 なにしろ、温泉が同じ敷地内にある。
 これだけでも、RVパークのなかでは相当なアドバンテージに恵まれていると思うのだが、敷地内の雰囲気が良い。
 目の前には、「南アルプス ユネスコ エコパーク」として認定された南アルプスの雄大な景観がドーンとひかえ、遠方には富士山。

▼ RVパークエリアの向こう側には南アルプスの山並みが広がる

▼ 公園の広さもハンパない !

▼ 公園の裏からは、でっかい富士山

 そういう景色を眺めながら、散歩をしていると気持ちがよいし、施設内にさまざまな設備(食堂・地元物産品販売コーナー・休憩所・マッサージルーム・子供用遊戯スペース等)が整っているほか、複合型の大型スーパー、和食レストラン、コンビニなどが歩いて行ける距離。
  
 さらに、場内にはテニスコート、ゲートボール場、バスケットコートなどのスポーツ施設も整っており、心地よい汗をかいたあとに、すぐ温泉に入れるという恵まれた環境が整っている。

 では、さっそく温泉の館内をご案内。
 建物のエントランス (↓) は、「温泉」というより、美術館・博物館を思わせるモダン建築である。 

 入館料は、2時間券で、大人(中学生以上)600円・小人(3歳~小学生)300円。お風呂とプールが使える。
 1日券(朝10時~夜10時)となると、お風呂・プールのほかに大広間が使えて、大人900円・小人450円。

▼ 自由に休憩できる大広間。カラオケ大会などもできる。

 ちなみに、RVパーク利用者は、RVパークエリアの駐車料金が1,000円。AC電源を使う場合はプラス500円。さらにゴミ処理をしたい場合は、ゴミ袋が500円。

▼ 館内には、地元の新鮮な野菜などをそろえた直売所も設けられているほか、地酒、名産品のおつまみなどを販売するコーナーも。


 
▼ お風呂の横には、マッサージルーム(写真右)もある。 

▼ 喫煙者のために用意された贅沢な “喫煙エリア” 。景観も満点。木々の間から流れてくる風が気持ちよし。ただし、冬はちと寒いかな…。

▼ 子供の遊具や絵本などを豊富に取りそろえた “キッズコーナー” 。絵本の種類も豊富。大人も楽しめそうだ。

▼ さて、お風呂。整然とした脱衣所を抜けると、内湯。エステ湯、リラックス湯、気泡湯、うたせ湯などのほかプール(15×8m)、幼児プール、ジャグジーなどもある。サウナは、スチームサウナとミストサウナ。
 温泉の特徴は、ナトリウム塩化物を主成分とした淡黄緑色のお湯で、神経痛、筋肉痛、関節のこわばり、うちみ、くじき、冷え症、やけど、慢性皮膚病などに効くという。温度は45℃。しかし、なかには38~39℃程度の湯船も用意されていて、長い時間ゆったりと浸かっていることができる。

▼ 露天風呂がいい感じ。ちょっとした竹林の中の “隠し湯” といった風情だ。
 訪れた日は、紅葉が山を彩るシーズンの晩秋。風が少し冷たく感じられる肌を温かく包んでくれるお湯の心地よさが、ひとしおありがたく感じられた。

▼ 湯上りには、冷えたビールなどがよろしいようで。お子様にはソフトクリームなどもいかがでしょう。
 軽食コーナーの「もも果」(11:00~20:00)ではアルコール、清涼飲料水などのほか、ラーメン、カレー、から揚げなどのスナックが用意されている。

▼ このおねぇさんが、一人で調理し、一人で食事をデリバリしていた。「ネットで紹介していいですか?」、「えっ、私をですか?」、「はい、そうです」 バシャッ! 

▼ おつまみメンマ、から揚げを食べながら、焼酎のお湯割りを堪能。

▼ ラーメンがうまい ! あっさりした関東風の醤油味ラーメン。年をとると、もう豚骨ギラギラが食べられない。こういうラーメンに出会うと、年寄りは感涙にむせんでしまう。

▼ 館内には惣菜を売るコーナーもあり、巻きずし、稲荷ずし、赤飯などのほか、から揚げ、ポテト、天ぷらそばなど、豊富なメニューが用意されていた。電子レンジも自由に使えるようになっていて、館内の休憩室で食べるのもよし。RVパーク利用者なら、そのまま車内に持ち帰ってもよし。

 RVパーク「やまなみの湯」の特徴について、運営する株式会社アルプスの三沢聡社長 (↓) にインタビューすることができた。
 
 
 
【町田】 ここの温泉施設の中に、RVパークを設けようと思った動機はどんなところにあったのでしょう?
【三沢】 車中泊という “旅行形態” が新しい文化になりつつあるように感じられたんですね。なかでもキャンピングカーは、それ自体がベッドやキッチンのような宿泊機能を備えているわけですから、RVパークならば、駐車スペースだけを用意してあげればいい。
 そのように考えると、この南アルプス市周辺というのは、キャンピングカーで旅するにはまたとない環境を備えているわけです。ユネスコ エコパークの認定を受けた南アルプスという豊かな自然観光資源がある。さらには、果物の一大産地でありますからグルメも堪能できる。また、いろいろな歴史的名所旧跡のような文化遺産もある。
 それらの観光資源をキャンピングカーで回ってもらうときのベース基地として、この温泉を大いに活用してもらいたいと思ったのです。

【町田】 それらの観光資源を、もう少し具体的にいうと?
【三沢】 まず、「食」の楽しみでいうと、ここは果物が有名なんです。特に、「貴陽(きよう)」という高級なすももや、西洋梨の「ラ・フランス」、そして柚子などは定評があります。
 特にそういう果樹園が集中しているわけではないのですが、直売所ならあちこちにあります。そういうところを車で回るという観光形態がひとつ。
 そして、もう一つは、この富士川(ふじかわ)沿いは昔は駿河湾と甲斐の国を結ぶ海運業が栄えた土地なんです。そのため、すぐ近くにある「安藤家住宅」のように、往時の繁栄ぶりを今に伝える歴史・文化施設がこの土地には多いんです。

安藤家住宅。1708年に建てられた昔の豪農の暮らしぶりを伝える由緒ある建築。国の重要文化財になっている。

【町田】 そういう情報は、温泉の館内にも用意されているんでしょうか?
【三沢】 はい。ここをお訪ねいただければ、周辺の観光資源の情報を逐一ご提供できると思います。温泉に浸かって、まず心身をリラックスしていただき、このRVパークに2~3日滞在して、それらの観光資源をゆっくり見ていただく。そのような「情報」と「憩い」の拠点として、このRVパークを活用していただければうれしいですね。

RVパーク「やまなみの湯」インフォメーション

〒400-0411 山梨県南アルプス市西南湖1299-1
問い合わせ先 電話番号 055-280-3340
問い合わせ受付時間、平日10:00~22:00
※予約受付時間は10:00~21:00(毎月第2・第4水曜日の休館日を除く)
URL http://www.yamanaminoyu.com/
RVパーク利用料金 1泊 1,000円/1台(トレーラー含む)
チェックイン  当日13:00~17:00
チェックアウト 翌日10:00
ゴミ処理 指定のゴミ袋1枚につき500円
AC電源代 1日500円
ペットOK ただし、公園内のペットの立ち入りは現段階では禁止。
【公園】 芝生広場、遊歩道、遊具広場 (無料)
【テニスコート】 8時~18時迄:600円/2 時間 18時~22時迄:1,000円/2 時間
【ゲートボール場】 8時~18時:無料 18時~22時:屋根付200円/1時間、屋根無し100円/1時間

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町田のRVパーク探訪記事

「RVパーク南きよさと」(山梨県)

「RVパークたまがわ」 (山口県)

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「RVパークやまが」(熊本県)
 
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「RVパーク毛馬内 七滝温泉」(秋田県)

「RVパークさかた温泉」 (青森県)

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RVパークやまなみの湯 への4件のコメント

  1. solocaravan より:

    RVパークやまなみの湯、いってみたくなりました。一泊千円という料金はとてもうれしいです。しかも電源が別料金なので、私のようにサブバッテリーしか使わない者にはありがたいですね。そして、付近にある安藤家住宅に興味がわいてきました。これは町田さんの名文の威力だとおもいます。町田さんの観察力の豊かさと、レトリックの巧みさはいつも勉強させていただいてますが、素人がマネできるものではありませんね。

    欲を言えばRVパークにある自販機の照明がまぶしいのが気になりますが、もうちょっと暗くできないものかといつも思ってしまいます。

    • 町田 より:

      >solocaravan さん、ようこそ
      ありがとうございます。
      「やまなみの湯」はぜひ行ってみてください。なかなか良いところです。
      山梨、長野あたりには、けっこうRVパークが整備されてきました。いろいろめぐってみると面白いと思います。

      「RVパークやまなみの湯」の自販機の照明の件ですが、夜間11時を過ぎると、自販機の照明も落ちます(販売は継続しています)ので、まぶしいということはないと思います。むしろ、トイレに行くとき、11時以降は少し暗いですね。トイレ棟には明かりが灯っていますが、そこへ至るアプローチは懐中電灯がいるかもしれません。

      私の場合は、今回はキャンピングカーの中のトイレを使いました。
      年をとってきて、夜中にトイレに行く回数が増えました(笑)。
      そういうときに、やはり車内にトイレがあると楽ですね。
       

  2. メグのパパ より:

    行ってみたくなりました。
    早くイヌ 敷地内OK のお達しがおりることを期待してます。
    ルールを守らない人がいるからこんな事になるんですよね。
    みんなでルールを守りましょう。

    • 町田 より:

      >メグのパパさん、ようこそ
      「やまなみの湯」はなかなか良いところです。お薦めです。
      犬の散歩の件ですが、現在「犬の連れ込み」が禁止されているのは、温泉の裏にある公園の中だけで、RVパークのある駐車場内は大丈夫です。
      スタッフの話では、ルールさえ守ってもらえれば、やがて公園内の犬の散歩を許可することも検討するということでした。
      なかなか広々としたいい公園なので、晴れた朝などは、犬と一緒に散歩すると気持ちがいいように思いました。

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