2014アネックスキャンプ大会

 
 関西のキャンピングカービルダー「ANNEX(アネックス)」のキャンプ大会がこの10月25日~26日に、静岡県浜松市の「渚園キャンプ場」で行われた。
 お声をかけていただいたので、カミさんと二人で参加させてもらった。

▼ 美しく陽が沈んでいく渚園キャンプ場の湖畔

 今回の大会は「50th Anniversary ANNEX CAMP 2014」。
 

 
 50周年 !!
 同社が自動車販売業・板金塗装業などを手掛けるようになってから、ビルダーの道を歩み始めるまでの50年の歴史を記念する一大イベントだったのである。
 そこで、地元の営業拠点を代表する「キャンピングカープラザ大阪」と、関東地区を受け持つ「キャンピングカープラザ東京」および全国のANNEX車オーナーが参加する参加する盛大なものとなった。
 参加した車両台数は、約70台。
 参加人数は、約210人。
 同行したペット数、犬50匹。

▼ 集合写真撮影のために集まった70ファミリー。


 
 天候にも恵まれ、美しい芝生のフリーサイトに整然と並んだ白いキャンピングカーの姿が目に沁み込むように鮮やか ( ↓ ) 。


 
▼ 楽しそうにくつろぐユーザーたちの姿を眺めながら、アネックス田中昭市社長もうれしそう。

 中央ステージでは、昼過ぎからライブパフォーマンスが繰り広げられ、飛び込みでステージ上で歌うユーザーたちに交じって、アネックス社員たちが “なつかしの昭和歌謡” などを披露 ( ↓ ) 。

▼ ステージのライブを楽しむ聴衆たち


 
 ステージ横には、軽食コーナー・おやつコーナーなども設けられ、アネックス社員や腕に自信のあるユーザーたちが自慢の腕を奮った名品の数々が並ぶ。

▼ 東京・葛飾柴又で老舗スイーツを制作・販売しているユーザーさんの屋台「壺焼き芋」コーナー。あまりもの人気に、東京でもすぐ品切れになる焼き芋と芋ようかんがたっぷりと味わえる。芋を蒸す壺は、一個 … 十万という貴重なもの。

▼ キャンピングカープラザ大阪の高西さんが担当する大判焼きコーナー。

▼ 料理名人として知られる「キャンピングカープラザ東京」の“木村シェフ”は、得意のソースで絶品パスタなどを仕上げて、参加者に提供。 

 豪華賞品の抽選会なども開かれ、夜になっていよいよ盛り上がった同キャンプ大会。
 ステージ進行を受け持つMCから、突如、
 「皆様もびっくりのスペシャルゲストの登場です !! 」
 という紹介の後に、飛び出してきたゲストに会場は騒然。 
 

 「うわぁー、日本エレキテル連合だぁ !! 」
 というどよめきとともに、「だめよ~、だめ、だめ」のおなじみの声が会場内に響き渡る。
 一瞬、私も驚いた。
 「アネックスさん、よくあの連中のスケジュールを押さえられたな。それにしてもギャラばか高いだろー」
 と思ったのだが、よく見ると、プラザ大阪の高西さんたちの扮装。
 田中社長も、
 「出し物を考えておけと言っておいたので、何かやってくれるだろうと期待していたけれど、まさか、これをやるとは…」
 と、半分絶句しながらも、面白そうに笑い転げる。

 その後は、「テーマ別かたらいコーナー」という集まりが企画され、
 ① グルメ愛好家の集まり
 ② お酒愛好家の集まり
 ③ ペット愛好家の集まり
 ④ 「くるま旅」愛好家の集まり
 … など、各ユーザーがそれぞれ分かれて、自分の興味を持ったテーマを語り合うユニークな企画が進んだ。

▼ 「くるま旅」愛好家の集まり。ここは充実したセミナー形式で談論が行われたようだ。

▼ お酒愛好家の集まり。乾杯だけで楽しそうに盛り上がっていく、ただの「のんべいの会」だった。

 夜のひと時、田中社長から、アネックス50年の歴史を振り返る貴重な談話をいただくことができた。
 手広く事業を拡げた先代の後を継ぎ、キャンピングカー一本に絞り込んでいった田中さんの半生記は、言葉にすると、なかなか含蓄のあるもの。
 彼なりのキャンピングカー作りの哲学というものをじっくり聞かせてもらう貴重な時間となった。

 なかでも印象に残っているのは、「キャンピングカーという狭い空間だからこそ、逆に得られる、広大な世界」という話。
 キャンピングカーの窓から眺める自然の景色だって、小さく切り取られるからこそ、その見えない部分が無限に広がっていく。
 それを可能にするのは、ユーザーのイマジネーション。
 そして、そのユーザーのイマジネーションを引き出すビルダーの想像力も、またそのときに試される。

 話を聞いていて、「面白い発想を持つビルダーさんだな」と感心した。
 多くのビルダーは、まず新技術や新装備を手に入れたとき、それが可能にする新しい車両コンセプトを構築するという方法で、新車開発を進める。
 しかし、田中さんは、まず「新しいライフスタイル」というものから企画を練り込んでいくようなのだ。
 「こんなライフスタイルを創造するためには、どんなキャンピングカーがそれを可能にするのだろう」
 そこから企画をスタートさせる。

 ときに、これまでのキャンピングカーの “常識” をくつがえすようなアイデアが生まれる。
 しかし、それに強引に “形” を与える。
 すると、そのキャンピングカーが、アッと驚くほどの新しい空間を獲得する。
 アネックスの人気バンコンとなったリコルソ、新しいバンコンのRIWなどは、まさにそのような発想から生まれてきたものだ。

 話の途中、同社の工場長を務める石原さんも参加。
 技術畑の人なのに、アートや歴史に関する知識もめちゃ豊富。
 中学生の頃から、レオナルド・ダ・ビンチが大好き。
 芸術の巨匠として知られるダ・ビンチが、技術者としてガトリングガンの原型を考案していたことに衝撃を受けたという。

 「人々を大量殺人に追い込む兵器を考えた人間が、同時に大量の人を感動させる芸術を生み出していたんですよ」
 そう語る石原工場長は、巨大な人間しか持ちえない想像力の広がりに、ショックとも感動ともつかない複雑な思いを抱いたという。
 人間は、恐ろしくもあり、偉大でもあり、美しくもある。
 そんな石原氏の感慨も、アネックスキャンピングカーの開発思想に、少なからず反映しているのかもしれない。

 自分にとっても、キャンピングカーを新しい視点で眺めることができるようになった貴重な体験だった。

▼ 日曜日の「マイカー&サイト自慢コンテスト」の表彰風景。キャンピングカー専門誌の『CAMP CAR MAGAZINE』の井田さんから、愛車にユニークな意匠を考案して採り入れたユーザーに表彰状と記念品が授与された。


 
 
参考記事 「新キャンピングカー 『RIW』 」
 
 

カテゴリー: 旅&キャンプ   パーマリンク

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