6輪テントむし

● 2014年 話題のキャンピングカー ピックアップ

 8月11日発売の 『キャンピングカー super ガイド 2014』 に収録するキャンピングカーのなかで、ホットな新車や話題性のあるクルマ、および販売店の新しい情報などを厳選して、事前にこのblogでもご紹介いたします。

6輪テントむし
6wheel tent mushi 

スタイリッシュな6ホイール軽キャンピングカー

 「6輪車」
 それは、独特の夢を育むクルマだ。
 かつては、F1選手権で、ティレルが6輪のフォーミュラーカーを開発して参戦したことがある。
 1976年のことだ。
 これは、フロントに小径タイヤを履かせて、空気抵抗の減少を狙ったものだといわれている。
 小径になってタイヤの設置面積が減少するため、フロントタイヤを4輪にしてそれを補うというアイデアだった。
  
 前後輪合わせて6輪。
 この6輪ティレルは、そのビジュアル的なインパクトの大きさもあって、ラジコンカーやプラモデルの分野において絶大な人気を誇った。
 
 この6輪ティレルは、デビューした1976年においては、4戦目にしてワンツーフィニッシュを飾るなど華々しい戦績を残したが、その後セッティングの複雑さなども災いして思うほどの成績を残せず、1977年以降は姿を消す。
 その後、1980年にF1チームのウィリアムズがリヤタイヤの4輪化を図った試作車を作るものの、表舞台で活躍することはなかった。

 しかし、「6輪車」は、自動車の歴史に “レジェンド” を残した。
 現在も、メルセデス・ベンツが、自ら「究極のオフロード・モンスター」と銘打ったクロスカントリービークルGクラスを限定生産し、8,000万円で注文を受け付けているという。
 「6輪車」は、そのような高性能・高機能ビークルの代名詞的存在なのだ。

 それを、キャンピングカーで実現してしまったメーカーがある。
 「テントむし」の開発で知られるバンショップミカミだ。

 名前は「6輪テントむし」 (仮称)。
 後に “軽キャンピングカーブーム” を引き起こすきっかけとなった「テントむし」がデビューしたときも大いに驚かされたが、そのときと同じような衝撃を受ける人は多いのではあるまいか。 

 このビルダーは、キャンピングカーを使って、いったいどういう夢を広げてくれるのだろうか。6輪テントむしは、そんなワクワクさせてくれる新しいキャンピングカーの誕生を教えてくれる。

 写真を見てほしい。
 全長を660mm伸ばした優美なプロポーションが、軽キャンパーとは思えない絶妙なフォルムを創造している。
 このボディストレッチのおかげで、さすがに居住性は軽ベースを意識させない豊かさを見せ、ベッドスペースも最大1380mmの横幅を持つ広大なもの。ポップアップルーフを跳ね上げたときのルーフベッドと合わせて大人4名がゆったり寝られるキャパシティを備えている。

 ダイネットは横座りシートが向かい合う二の字タイプ。
 6人がゆったり談笑できるハイエースクラスのリビング空間が生まれている。床面も広くなっているので、車内に積める荷物の量が増えるのも魅力のひとつといっていいだろう。

バック時は4輪走行になるので、車庫入れも簡単

 6輪車は、タイヤの接地面積を広げることで、ラフロード走行などのグリップ力を高めるなどのメリットがあるが、ハンドルを切りながらバックするのが難しい。最後軸が横にスライドしていくからだ。

 そのため6輪テントむしでは駆動しない最後輪をボタン操作一つでリフトさせ、4輪に戻して転がり抵抗が軽減させて、この問題を解決している。

 この6輪テントむし。
 F1のティレルやベンツのクロスローダーのように、機能上の大刷新を狙ったものというわけではない。
 しかし、見ていて楽しいではないか。
 軽キャンピングカーには、“男の子のおもちゃ” 的な楽しさがあるが、これなど、少年の夢を忘れない大人の男にとっては、究極の遊べるアイテムといえるだろう。

▼ 右が今までのテントむし。かなり車体が長くなっていることが分かる

Staff Talk
(有)バンショップミカミ 見上喜美雄 代表

 かつては6輪のF1マシンがあり、今メルセデスも高級6輪クロスカントリービークルを発売するなど、6輪車には夢があります。
 6輪テントむしは軽キャンピングカーでその夢を追いかけた車です。遊び心の分かった人に、ぜひ乗ってもらいたいと思っています。

6輪テントむし スペックデータ

全長4050mm
全幅1490mm
全高2020mm 
乗車定員6人 就寝定員4人

ベース車 スズキ キャリイ
エンジン 直3 DOHCガソリン
排 気 量 658cc
最高出力 37kW (50ps) /5700rpm
最大トルク 63N・m (6.4kgm) /3500rpm
ミッション 3速AT/5速MT
駆動方式 パートタイム4WD

■標準装備 (一例)
アルミシェル(一部FRP)軽量高剛性ボディス/好みで選べるボディ色/断熱ウレタン付フルトリム/床・クッションフロア貼り/運転席・助手席リクライニングシート/横座りセカンドシート/跳ね上げ式マット/キャビン・リヤ背抜き加工(フロントキャビンとリヤ居室が一体)/大型網戸付ポップアップルーフ/サブバッテリー走行充電システム(105Ah)/外部AC入力ソケット 他
■オプション(一例)
FFヒーター/冷蔵庫/電子レンジ(12Vタイプ)/1500wインバーター(リモコン&オートチャージャー付き)/炊飯器(3合炊き)/冷凍庫ラック/バックアイカメラ/サイドオーニング/電動スライドステップ/発電機/ソーラーシステム/TV/ベンチレーター/カーナビ/ETC/外部・内部AC入力自動切替 他

有限会社バンショップミカミ
鹿児島県曽於市財部町下財部5461-4
電話:0986-72-3428
http://www.vs-mikami.com/
 
参考記事 「軽キャンピングカー 『テントむし T-po』 」
 
 
 
 

カテゴリー: campingcar   パーマリンク

6輪テントむし への1件のコメント

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">