締め切り前夜の一休み

 
 会社に泊まりこんで、『キャンピングカースーパーガイド2014』発行のための最終調整をしているところ。
 例年、6月中に発行していた本だったが、今年は左足の血栓を患ったりして1ヶ月以上仕事を中断せざるをえない状況になり、大幅に遅れて8月11日の発行となった。

 毎年本の発行を楽しみにしているという読者の方より、「今年はいつですか?」と発行時期を問い合わせる電話をいただいたり、掲載を楽しみにしていただいたビルダー・販社のスタッフより、「今年は出ないの?」と尋ねられたりして、冷や汗ものの初夏だった。

 遅れた1ヶ月を取り戻すために3週間ほど徹夜を重ねて、ようやくメドが立ってきたところ。
 当初の予定より2ヶ月遅い発行になったため、広報のタイミングを逃してしまった車種が出て、「掲載しても意味がない」などと叱責を受けるのではないかと思っていたが、キャンピングカー販売店の多くの方々は思った以上に好意的で、「発行が遅れることより、体のケアを優先してください」などと、涙が出そうな励ましの言葉を多くいただき、それが気持ちを奮い立たせる大きな力となった。

 左足の方は、本人からすると全快したように思えるのだが、医者の見立てによると、患部を指で押すと、窪んだ状態がそのまま続き、皮膚の復元力が戻っていないのだとか。つまりは、血の固まりがいまだに溶けていないのだという。
 
 それでも、もう普通に歩けるし、痛みもまったくない。
 締め切りに追われて、会社に寝泊りでもしていない限り、夜通し飲み歩いていたかもしれず、そういった意味では、仕事に集中していたことが体のケアになったのかもしれない。

 本の発行が遅れたことは、思わぬ副産物もあった。
 というのは、紹介するキャンピングカーに関して、かなり最新情報を拾えたからだ。
 例年だと、2月の幕張のショーから3月ぐらいの名古屋・大阪のショーぐらいまでのデータで原稿を仕上げていた。
 しかし、今年はそのあとの5月の熊本ショー、7月の東京ビックサイトのショーあたりの情報も拾えた。

 また、春先にデビューしたクルマでも、夏に入って仕様が変わり、レイアウトや装備品に変更が出たものもある。
 今までなら掲載できなかった時期の最新情報も載せることができて、その意味での価値はあったかな … とも思える。
 新しいキャンピングカーの話題は、随時このブログでも紹介していきたい。
  
 

カテゴリー: ヨタ話   パーマリンク

締め切り前夜の一休み への8件のコメント

  1. スパンキー より:

    お疲れ様でした!
    やはり精神力の町田さんだな…
    しかし、
    …医者の見立てによると、患部を指で押すと、窪んだ状態がそのまま続き、皮膚の復元力が戻っていないのだとか。…
    って、良くないよ。

    しっかりリハビリしてください。

    • 町田 より:

      >スパンキーさん、ようこそ
      ありがとうございます。
      けっこう元気にやってます。

      ただ、毎日きついソックスでぐるぐると足を締め付けるので、夏は暑いし、履くのが面倒。それに、薬を飲み続けなければならないのも厄介ですね。
      仕方がないですね。年をとるということは、自分の体を騙し騙し使っていくということなのでしょうから。

      また、キャンプに行きましょう。
      電源の取れるところなら、エアコンも使えますから。
       

  2. keiko より:

    町田さんのその後が分かり安心すると同時にくれぐれも油断なさらないようにとお祈りします かくいう私は正に丸3ヶ月目の診察を受けましたが やっと終息が見えてきましたね,,,と医者にいわれうんざりしました まだかい?
    初期対応を誤るとかくも長く不自由すること、、、昨年のハードが応えて抵抗力が落ちてるんだなあと沁みじみ見えるものがありました
    わたくしも華麗なる加齢、、、負け惜しみを云えば始めて来し方行く末に深く思いを致したということは 意味のあることでした
    2,3日前にはふっとさわさわ涼風がたちました この夏を乗り切って豊穣の秋を迎えられますように、、、お元気で

    • 町田 より:

      >keiko さん、ようこそ
      やはり、大変な患いだったのですね。
      でも、どうやら完治の方向に向かっているご様子。あとしばらくのご辛抱ですね。
      夏は体力を消耗しやすい季節ですから、くれぐれもご自愛ください。

      ここ数年、日本の夏は厳しさを増し続けているようです。
      でも、猛暑であっても、自分は夏が好きなんですね。
      4月生まれだからかもしれません。

      人間は、生まれた月から3ヵ月後ぐらい経った季節を生涯愛するのだということをどこかで聞きました。生後3ヶ月というのは、ようやく自分を取り巻く環境を意識する時期なのだとか。そのとき人ははじめて自分を取り巻く “世界” を知ることになるようです。
      だから、春に生まれた子は、最初に “世界” を感じた夏を生涯愛するのだとか …… 本当かどうか知りませんが、自分には当てはまる気がします。
       

  3. keiko より:

    ひとは生まれた月から3ヶ月後の季節を愛する,,,という町田さんの学説(?)にひどく納得しました 私は気まぐれな3月生まれ、、、そうして私は5月から6月が熱狂的に好きなのです
    そういえば以前メールに(木々の芽みな萌えいずるとき、、、)と書いた覚えが有ります 大昔 女子高生だったとき 若い英語の教師に 5月が好きだと云ったら 彼はいきなり インブンデルショーネンモーナトマイ アルスアルレ 、、、とくちずさみ面食らいましたが、、、
    モーナトマイはmonth mayでした
    『いと麗しき5月、、木々の芽みな萌えいずるとき 我が心にも恋は芽生えぬ、、』たしかゲーテと思いましたがしっかり私の血肉になってたようです
    東北から赴任したての若い青年教師の 至情だったのでしょう いまは闘病中とうかがい感無量です
    一日一日が大事に思われます 近々の禍々しいニュースの数々、、どこがまちがってきたのでしょうか わたしは拗ねたり他人を傷つけたりの時間などないように思いますが、、 無力が無念です

    • 町田 より:

      >keiko さん、ようこそ
      お生まれの時期と関係する5月がお好きとは。
      分かります。
      あれは、四季のはっきりしている日本においては、とびっきりの爽やかを約束してくれる至福のシーズンといえますまいか。
      春の物憂さが消えていき、夏の苛烈さもまだ到来しないという、四季の中ではエアポケットに落ち込んだような、つかの間の心地よさが味わえる季節ですよね。

      でも、とても短い。
      5月の後半は、もう梅雨入りのシーズンと重なるし、我々がイメージする青空と新緑の輝きに彩られた5月というのは、四季の神々たちがそれぞれのステージを受け持つ準備をするための、ちょっとの間の休憩時間という気もします。
      だから、貴重。

      「いと麗しき5月」を称えた若い英語の先生は、その5月の貴重さをよく理解されていた先生なのかもしれませんね。
       

  4. keiko より:

     町田さんいつもご親切に有り難うございます
     、、ですから(?)間違いは正したくしつこいようですがひとこと、、、
     ゲーテだったかと書きましたがあとでハイネだったと思い出し があんとなりました ご存知だったと思いますすみません
     Im wundershonen Monat Mai
    Als alle Knospen sprangen、、、で ひけば出ます 1番は全ての花がぽっとひらき 2番は全ての鳥が歌い、、、我が心にも愛が生まれるのです 春の止めどないエネルギーです この情景はポッチェルリのプリマヴェーラ(春)に尽きると思っています 女神達の足下に次々と咲く草花を思い出したら元気が出てきました

    • 町田 より:

      >keiko さん、ようこそ
      >> 「ゲーテであったか、ハイネであったか …」
      恥ずかしながら、そのあたりの正確な知識は自分は持ち合わせていなかったので、さりげなく読み飛ばしてしまいました。
      こちらも失礼しました。

      それにしても、その詩句からボッティチェリの 『春』 を思い浮かべられるとは、keikoさんのイマジネーションの豊かさに感服する次第です。
      『春 (プリマヴェーラ)』 は、『ビーナスの誕生』 と並んで、ボッティチェリの絵を代表する作品ですよね。
      『ビーナスの誕生』 にも似て、これもときめきを感じさせる作品です。
      そこには、厳粛な中世の絵画には見られない官能性がありますよね。
      まさに、ルネッサンスの精神をそのまま絵にしたような、「人間」 を謳歌しようという意欲がみなぎっている感じです。

      >>「花が開き、鳥が歌う」

      『春』 というのは、西欧史が春を迎えたということの表現なのでしょうね。
       

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">