インディアナ・RV 「エメロード376」

 
2014年 話題のキャンピングカー ピックアップ  

エメロード376 VエディションⅢ (インディアナ・RV)

● 日本の使用環境にベストマッチのスーパートレーラー

 欧米などのキャンピングカー先進国では、それぞれの国柄を反映したトレーラー文化がしっかりした土壌の上に育っている。しかし、日本の場合は “トレーラー文化” といえるようなものを感じさせる固有の商品が存在しない。
 というのは、現在流通している多くのトレーラーは欧米からの輸入品をほとんどそのまま販売している状態に近く、日本独自の使用環境に応じた対応が十分になされていないからだ。
 
 しかし、インディアナ・RVが扱っているエメロード376VエディションⅢは、サイズ、居住性、装備において、徹底的に日本の使用環境を考慮したコンセプトに貫かれている。
 レイアウトは、4人家族を想定した2ダイネットスタイル。フロントはダブルベッドが展開できる広い対面ダイネット。リヤは同社のオリジナルともいえる2段ベッドの設定できる小ダイネット。ファミリーユースが中心の日本で一番親しまれているフロアプランといえるだろう。

▼ フロントダイネット(左)/リヤダイネット(右)

 
 さらに画期的なのは、LPガスの充填に支障の出てきた日本の使用環境を考慮して、オリジナルではLPガスで駆動させるヒーターを灯油燃焼式のFFヒーターに変え、コンロおよび冷蔵庫はどこでも入手しやすいカセットガス式に改めているところだ。
 
 同社が、エメロードにこの 「Vエディション」 という仕様を投入するようになって、すでに3年。現在のエディションⅢでは、さらに電源強化の切り札として145Wのソーラーパネルが標準設定されるようになった。

 それによって発電された電気を190Wのバッテリーに蓄電し、1500Wのインバーターを介して12Vの直流電源を必要とする灯油式のFFヒーター (べバスト社製) を燃焼させるなどの準シェルター仕様のシステムが組まれている。
 
 エメロードというトレーラーは、もとはフランスのトリガノ社の製品だが、このVエディションはそのオリジナルをベースに、インディアナ・RVの企画が加わった “日本専用機種” と言い切れる商品だ。

 なお、同社のトリガノ社・インディアナシリーズには、けん引免許が必要なサイズのトレーラーもあるが、こちらに関しては、Vエディション仕様にプラスして、高性能24V仕様165Wソーラーチャージャーに、190アンペア高性能バッテリー、1500Wインバーター、さらに電子レンジまですべて標準装備されたシェルター仕様になっている。

Staff Talk
インディアナRV 降旗貴史 代表

【町田】 エメロードは、もうすっかりインディアナ・RVさんを代表する “ジャスト日本仕様” のトレーラーになりましたね。
【降旗】 最初に入れたのが390で、今は376になっているわけですが、LPガスに頼らないエネルギーチャージシステムを導入したVエディションを創設して3年目。うちでは中古車もすべてこの方式に統一しています。それが現在はソーラーパネルを標準にしたエディションⅢになっているわけですね。

【町田】 ソーラーパネルを標準にした理由は?
【降旗】 本来の仕様では、ヒーターはLPガスで駆動させるようになっているわけです。しかし、日本ではそのガスの充填に支障が出るようになってきたわけですね。
 そのため、うちの方で、どこでも手に入る灯油の燃焼式FFヒーターに変えました。そのヒーターは12Vの直流電源がないとちゃんと稼働しない。
 もちろんバッテリーが搭載されているわけですから、そこに蓄電された電気でも十分にまかなえるわけですが、バッテリーの負担が軽くなればそれに越したことはないですよね。
 そのため、ソーラーの発電で電気を供給するようなシステムを組んだわけです。

【町田】 ソーラーの発電効率はどのくらいですか?
【降旗】 145Wのパネルを付けているわけですが、平均して3~4アンペア。日照条件などの良いときは、8アンペアぐらい出ます。その場合は普通の100V充電器と同じくらいのキャパがあると考えていいわけですね。
 
【町田】 それによって灯油ヒーターを稼働させるということですが、稼働時間はどのくらいですか?
【降旗】 灯油ヒーターの燃料タンクは10リッターなんですよ。1リッターで8時間回りますから、単純計算で80時間。もちろん、外気温や室内の設定温度によって条件が異なりますから計算通りにはいかないでしょうけれど、ヒーターの燃料が満タンならば、3日~4日ぐらいは大丈夫ということになります。

【町田】 そのヒーターを駆動させるための電力消費はどんな感じですか?
【降旗】 稼働させるときの初期には5アンペアぐらい必要になりますが、それに要する時間は15分程度。あとは2~2.5アンペアぐらいまで落ちますから、これも単純計算によると、50時間程度は回ります。
 それはソーラーパネルを積んでいない状態のことですから、ソーラーからのチャージがあれば、仮に 1時間3アンペアの入力があると計算して、使った晩の翌日が晴天ならば、前の晩に消費した電力をほぼ回復させることができます。
 このタイプになってからは照明にもLEDを使っているんですよ。それによって消費電力をさらに節約し、バッテリーへの負担を軽くしています。
 そのバッテリー状態を正確に把握するために、バッテリー管理モニターも付いていますから、備えは万全だと思っています。
 
【町田】 Vエディションの特徴として、ほかにどんなものがありますか?
【降旗】 コンロと冷蔵庫をカセットガスで対応するようにしています。だから、電源もLPガスも不要。しかも、カセットガスならどこでも手に入るから、燃料切れで使えなくなるという心配がありません。
 とにかく、トレーラーの中のライフラインを維持するために、現状ではいちばん確実な装備内容を追求したつもりです。

【町田】 レイアウトは、昔のポルト6以来の2ダイネット方式ですね。
【降旗】 なつかしい (笑) 。欧米ではほとんどのキャンピングカーが夫婦の2人旅を想定したレイアウトになっているわけですが、日本の場合はまだファミリーユースも多い。特にトレーラーは、子育てまっさかりのヤングファミリーの比重が高いわけですよ。
 そうなると、4人家族ぐらいを想定したレイアウトが日本ではベストになるわけですね。
 そのためには、大人用と子供用に分けた前後の二つのダイネットを設けた仕様がいちばん使いやすい。リヤダイネットの方は、当社のオリジナルともいえる2段ベッド仕様なので、そこでお子さん2人が寝られる。
 二つのダイネットの間には間仕切りカーテンがありますから、子供が寝た後も、大人たちはフロントダイネットでゆっくり夜を楽しめる。
 もしリヤの2段ベッドの展開が必要ないということになれば、ベッドマットとラダーを家に置いておけばその空間が丸ごと収納として使えるわけです。
【町田】 なるほど。あらゆる意味で、日本の使用環境に適したトレーラーというわけですね。

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Emeraude376 V-EditionⅢ エメロード376VエディションⅢ スペックデータ
 
車両本体価格 2,647,000円~
全長 5360 ㎜
全幅 2100 ㎜
全高 2580 ㎜

車両重量 750kg (牽引免許不要) /就寝定員4名
室内長 3700mm
室内幅 1950mm
室内高 1950mm
走行時耐荷重 1000kg
タイヤサイズ 185/70R14
ブレーキ 慣性ブレーキ

インディアナ・RV (株式会社ヴィンテ・セッテ)
神奈川県綾瀬市大上1-5-28
電話:0467-70-2729
HP http://www.indiana-rv.net/index.html
  
 

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