フィールドライフ 「シード」

 
2014年 話題のキャンピングカー ピックアップ
 
シード(フィールドライフ)

● フルコンメーカーが開発したバスコンの最進化モデル


 
 ルーツ、シリウスなどのセミフルコンバージョンの分野で数々の人気車を開発してきたフィールドライフが、定番モデルとしては初のバスコンバージョンをリリースした。それがオーバルヒートという画期的な空調システムを搭載した 「シード」 である。
 この空調システムのおかげで、鉄板とガラスの面積が広いためにバスコンのネックと言われていた寒さ対策が向上し、バスボディながら普通のバスコンと、セミフルコンであるルーツやシリウスの間を埋めるようなキャラクターになった。

 しかも価格が800万円台。1000万円から1800万円というルーツやシリウスなどに比べ、ほぼ同等の居住性を持ちながら、かなりリーズナブルな価格帯に収まっているといえるだろう。
 フロアプランは、バスコンのオーソドックスな定番レイアウトだが、キッチンカウンターを広く取るなど、長年同社のユーザーがリクエストしてきた仕様を実現し、使い勝手の良さを追求している。
 

   
 オプションとなるが、1500Wインバーター、セパレオートエアコン、ソーラーシステムなども用意され、電源のないところでも、走行充電やソーラーパネルを介してバッテリーに蓄えられた電気を使い、エアコンを回すことも可能。
  
 パワーユニットは、燃費性能の良さを誇るトルクフルなブルーテックエンジン。フルコンのノウハウを培ってきた老舗が自信を持って世に問うたバスコンの最進化型モデルである。

Staff Talk
(株)フィールドライフ 福島雅邦 代表

【町田】 シードは、フィールドライフさんの初のバスコンということになりますか?
【福島】 そうですね。もちろん今までもオーダー車としてワンオフではずいぶん作りましたけれど、カタログに載せるような定番モデルははじめてですね。

【町田】 今までバスコンの定番モデルがなかった理由は何だったのですか?
【福島】 やはり、断熱対策が難しいということがありましたね。バスというのは、熱伝導率の高い鉄板とガラスの面積が大きいので、断熱材を入れたり窓埋めしたとしても、基本的に外気温の影響を受けやすいのです。
 しかし、今回は暖房対策として画期的な空調システムを投入しましたので、セミフルコンのイメージも加えたうちらしいバスコンになったと思います。

【町田】 その空調システムというのは、どういうものでしょう?
【福島】 「オーバルヒート」 という、温風の吹き出しに工夫を凝らした空調システムを設けました。

【町田】 それは、どんなものなんですか?
【福島】 ヒーターの温風が、ベッドルームからダイネットに至るまで壁際から立ち上がってきて、室内全体に回るようにしているんです。吹き出し口から直接温風が出てくる方式とは違うので、空気がほんのりと優しい。心地よい温風が自然に対流していくわけですね。
 そのためカーテンもプリーツカーテンにしています。壁際から立ち上がってきた温風がカーテンの隙間に層を作って冷気を遮断してくれるんですね。だからバス特有の激しい結露もないし、室内に回る温風もマイルドになるわけです。

【福島】 もう一つの特徴は床暖房ですね。標準装備としてベバストのFFヒーターは付いているわけですが、オプションに床暖房システムを選べるようにしました。電気暖房ですから、RVパークやキャンプ場でAC電源と接続すれば簡単に使えます。省エネモデルなので電気消費量も少ないし、センサーが温度を感知して、暑くなりすぎると電流を自動的に下げてくれるので便利だと思いますよ。

【町田】 冷房の方はどうですか?
【福島】 寒さ対策だけ克服できれば、夏はそんなに厳しくはないんですね。なぜなら、バス本来が持っている冷房能力はきわめて高いからです。日中だけベース車の冷房で冷やしておけば、鉄板がかんかんに焼けてない限り、夜はルームエアコンを軽くかけるだけで十分です。
 オプションに家庭用セパレートエアコンを用意していますから、AC電源をつなげるところなら、それを使っていただければ快適に過ごせると思います。
【町田】 電源の取れないところではどうしたらいいですか?
【福島】 1500Wのインバーターを付ければ、短時間ならエアコンも使えます。ただ、バッテリーの蓄電量には限りがありますから、できればAC電源につないだ方が安心ですね。

【町田】 キッチン周りなども、フルコンでお馴染みの広いキッチンカウンターなどが設けられていて、使いやすそうですね。
【福島】 このサイズのキャンピングカーを使われるお客様というのは、けっこう時間をかけて遠方まで旅される方が多いんですよね。2ヶ月も3ヶ月もかけて、北海道のコンビニもファミレスもないような場所を回られたりする方もけっこういらっしゃるんです。
 そうなると、食材を売っている場所で買いだめして、それを冷蔵庫に保管し、車内で調理されるというケースも増えます。そのために、食材を刻んだりする広いスペースがどうしても必要になるんです。
  
 

【町田】 リヤベッドも広大で、ゆったり寝られそうですね。
【福島】 ベッドは、基本はツインベッドですが、真ん中に補助マットを入れれば、全面フルフラットベッドになります。ベッド下は大型収納。車内側で使う収納と、汚れ物なども積める外側の収納と二つに分けています。
【町田】 就寝定員が5人、乗車定員は6人と、ファミリーにも対応するキャパを備えたクルマですが、やはり基本は2人旅ですか?
【福島】 そうですね。5人家族でも十分使える仕様ですけれど、夫婦2人と割り切った方が快適でしょうね。

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《 SEED スペックデータ 》
 
車両本体価格 8,300,000円
全長 6245 ㎜
全幅 2010 ㎜
全高 2645 ㎜

乗車定員6名/就寝定員5名

ベース車 三菱FUSO ローザショートボディ
エンジン 直4 ディーゼルターボ
排気量  2998cc
最高出力 185ps/2860~3500rpm
最大トルク43.8kgf/1600~2860rpm
ミッション6速DUONIC
駆動方式 2WD

株式会社フィールドライフ販売
群馬県渋川市中村755-1
電話:0279-22-4841
HP:http://www.fieldlife.co.jp/

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