ミヤマ仮面インタビュー

 
 子どもたちの大好きなクワガタムシを素材に、クワガタ同士の戦いをレスリングに見立ててショー化した 「クワレス」 や、昆虫クイズ、昆虫体操などで人気を集めている謎のヒーロー 「ミヤマ☆仮面」 。

 昨年からは、あちこちのキャンピングカーショーにも出没。
 軽妙なトークと、優れた運動能力を感じさせる敏捷な動き。そして、昆虫に対する驚嘆すべき知識が観客の心をとらえ、彼の繰り広げる昆虫ショーは、キャンピングカーイベントにおいて、今やもっとも熱い視線を集めるアトラクションとなった。

 人気急上昇中の 「ミヤマ☆仮面」 とは何者か ?
 わが 「町田の独り言」 取材班は、彼が先週ナッツRV感謝祭に出没するらしいという情報を極秘裏にキャッチ。
 当日密かに潜伏捜査を敢行している間、ついに彼を捕捉。
 突撃インタビューを試みることになった。

【町田】 えと…、ミヤマ☆仮面さんの 「クワレス」 では、それぞれ対戦相手のクワガタが “リング” に上がってきますよね。
 で、子どもたちが、自分が優勝を予想したクワガタに熱い声援を送るじゃないですか。
 あの声援って、クワガタにやる気を起こさせるんでしょうか ?

▼ クワガタムシ同士がレスリングのトーナメントを行うショー 「クワレス」

【ミヤマ】 人間の声なんて、関係ないように思えるでしょ ?
【町田】 はい。
【ミヤマ】 でも、子どもたちの応援があると、確実にクワガタもやる気を起こすんですよ。不思議でしょ ?
【町田】 へぇー ???

【ミヤマ】 よくは分からないのですけれど、たぶん子どもたちが声を上げるときの “熱” に感応するんじゃないかな。子どもは体温が高いですからね。
 虫は、自然界にいるときは、常に自分を捕食する動物などを警戒していなければならないんですね。
 そのため、動物の発する熱に敏感になっている可能性があります。だから、熱を感じると、すぐ逃げたり戦ったりできるように、虫の闘争本能に火がつく。
 だから、 “応援の熱” が自分の背中に迫ってくると危機感を煽られて、向かい合っている相手のクワガタに対して好戦的になっていくんではないのかな。
 ま、推測の域を出ていないんですけどね (笑) 。

▼ 右は新しいキャラクターとして大活躍している 「クワガタ忍者」 (クワニン)

【町田】 クワガタって、自然界にいるときは、そんなにしょっちゅうオス同士で戦っているものなんですか ?

【ミヤマ】 やっぱりエサ場争いとか、メスの争奪戦などで、よく戦っていますね。
 でも、だからといって、こういうショーのときに、すぐ戦ってくれるわけじゃない。そこが苦労するところですね。
 
【町田】 では、どうやったらショーの最中に、クワガタ同士にその気を起こさせるんですか ?

【ミヤマ】 クワガタも人間と同じで、同じ種類の中でも、常に前に出ようとする好戦的な性格と、すぐ逃げ出そうとする性格のものがいて、個体差があるんですよ。
 だから、まずたくさんのクワガタを集めて、そのなかで攻撃性の強いものをピックアップしていくんです。
 最終的には、そのなかから4匹ぐらいに絞り込みます。

【町田】 ほぉ、けっこう鋭い観察眼が要求されそうですね。

【ミヤマ】 そうですね。この見極めにはある程度のキャリアが要りますね。
 で、闘争心の強いものを選んだつもりでも、温度が変わるとダメになったりすることもあるんです。
 概して、標高の高いところに棲んでいるクワガタは、気温が低いとやる気を出す。逆に、標高が低いところに棲んでいるものは、暑いときに調子がいい。
 そんなことが分かってくるまでには、長い年月が必要でしたね。

【町田】 それでも、ショーの場では 2匹とも戦わないケースがあったりしますか ?
【ミヤマ】 ええ、ですから今のリングでは、ちょっと接触さえすれば、力の差がすぐに表れるような工夫をしているんです。
【町田】 へぇ !!! どんな ???

【ミヤマ】 昔は、もっと平らな丸太の上で戦わせていたんですよ。しかし、それだと虫同士も踏ん張りが効くから、ガチンコ勝負になってしまって決着がつかないんですね。
 そうなると、お互いに無理するから、虫同士でケガをしてしまうこともあるし、時間だけが長くかかる。
 そこで、足場を狭くして、弱い方がすぐ下に落ちるようにしたんです。
 早く決着がつくので、虫も傷つかない。
 さらに、派手に落ちてくれれば、子どもたちの面白がってくれるので、かえっていいんですね。

▼ 「クワレス」 のリング

【町田】 さすが、虫に対して優しい気持ちをもっていらっしゃるんですね。
【ミヤマ】 やっぱりクワガタが好きですから、ショーとはいえ、クワガタにケガをしてほしくないんですよ。
 だから、ショーを観てもらう子どもたちには、いつも次のような注意をしています。
 「自分たちで捕まえたクワガタには、ケンカさせてはダメだよ。すぐケガしてしまうからね。約束してくれるかなぁー ? 」
 って言うと、ほとんどの子どもは 「は~い ! 」 って約束してくれますね。

【町田】 「クワレス」 では、虫同士がうまくファイトするような環境を作りながら、一方では、子どもたちを楽しませるトークも考える。
 異なる神経を同時に使わなければならないので、けっこう大変なお仕事ですね。

【ミヤマ】 さらに、一緒に見てくださる親ごさんたちにも楽しんでもらいたいと思うので、そこにも神経は使います。
 でも、虫も子ども大好きなので、皆さんが喜んでくださると、そのときの達成感はひとしおですね。

【町田】 それにしても、 “昆虫ヒーロー” になろうと思ったきっかけは何だったのでしょう ?

【ミヤマ】 もともと私はプロレスラーだったんですよ。しかし、首をケガして、レスリングを続けていくことができなくなったんですね。
 そこで、これからどうして生きていこうかと悩んだとき、「プロレスの次に自分が情熱を注ぎ込めるものは何だろう …? 」 と考えたんです。

【町田】 それが昆虫 !!

【ミヤマ】 そうですね。クワガタに行き着いた。
 なにしろ、幼い頃からクワガタムシが大好きで、寝ても醒めてもクワガタのことしか考えないような “昆虫少年” だったんです。
 そのクワガタ好きが高じて、レスラーの現役時代ですら、クワガタ探しに北海道へ行ったり、石垣島のような離島に行ったりしていたんですね。インドネシアやジャワ島にまで足を伸ばしたこともあります。

【町田】 それで、 “昆虫ショー” を思いついた ?
【ミヤマ】 ええ。ショーのメインとなるのは、クワガタ同士がファイトする 「クワレス」 ですけど、本当に子どもたちに伝えたいのは、昆虫の世界がもっている奥行きの深さなんですね。
 「自然はワンダーランドだ」 という感覚は、虫を通して接したときに本当によく分かる。
 だから、それを伝えるために、ショーのなかには 「昆虫クイズ」 なども混ぜて、虫の不思議さを感じてもらえるようにしているんですね。

【町田】 ほかに、昆虫の動きを真似した昆虫体操とか、ミット打ちのような、身体を動かす要素もだいぶ取り入れていますね。

【ミヤマ】 子どもは体を動かしながら学習していくことが好きですから、子どもたちのどんなリクエストにも応えられるように、自分自身の身体を鍛えるような訓練は毎日しています。

【町田】 あっ、なるほど !! その引き締まった身体を見れば分かります。体全体はスリムでも、胸板などは厚いし。

▼ 元プロレスラーというだけあって、均斉のとれた肉体美を誇るミヤマ仮面

【ミヤマ】 プロレスのときとは180度くらい異なるトレーニングをしていますね。ダイエットして身体をしぼって、体脂肪を落としています。
 要は 「見せるためのボディづくり」 なんですね。ショーの “ヒーロー” がテプテプしたお腹をしていたら、様になりませんものね (笑) 。
 だから、酒や甘いものを抑えて、筋肉づくりをしています。

【町田】 なるほど。ストイックな生活を維持されているんですね。
【ミヤマ】 でも、好きなクワガタと子どもたちのためだと思うから、けっこう耐えられるんですね (笑) 。

【町田】 分かりました。でも本当に楽しいショーですね。大人が観ていても面白い。子どもの頃の感性がよみがえってくるようです。どうかこれからも頑張ってください。
【ミヤマ】 はい、ありがとうございます。

 ステージではところ狭しと迫力あるアクションを繰り広げる 「ミヤマ☆仮面」 。
 しかし、ステージを降りたときは、とても礼儀正しい素敵な方でありました。
 ますます人気が出そうな人です。
 
 
ミヤマ仮面 HP → http://miyamakamen.com/

※ ミヤマ仮面とクワガタ忍者は、2013年9月14日(土) ~ 15日(日)に開かれる名古屋キャンピングカーフェアにも出場します  
  
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