RVパーク豊平どんぐり村 (広島)

※ 本データは2013年7月現在のものです 
 
 
 日本RV協会が進めているキャンピングカー専用宿泊施設 「RVパーク」 の9号目として、「豊平どんぐり村」 (広島県・北広島町) がオープン。7月17日 (水) には、その認定証が交付されるセレモニーが行われた。

▼ RVパークエリアを擁する 「とよひらウィング」

▼ とにかく駐車場が広い

▼ オープンを記念するテープカット

 この 「RVパーク豊平どんぐり村」 の特徴は、なんといっても、初の屋根付き施設であるということ。オーニングを出さなくても、雨の日は雨露を避けることもできるし、夏の暑い日差しをしのぐこともできる。
 さらに、豊富なスポーツ施設、温泉、レストラン、土産物店、産直市などがみな徒歩2~3分圏内にあるというのも大きな特徴となっている。

▼ RVパークエリアは2台分。その真中に電源コンセントが設置されている

 当日のセレモニーでは、まず日本RV協会の田中昭市RVパーク推進委員長が挨拶 (写真下) 。
 「道の駅で車中泊を行うキャンピングカーユーザーが増えてきたが、一方ではゴミの不当投棄など、マナーの問題も顕在化してきた。そこで有料を前提に、ゴミ処理やAC電源の供給を受けられる休憩施設の整備が急務になってきた。
 RVパークとは、そのようなキャンピングカーユーザーの便宜を図ると同時に、マナー問題を解消する施設として当協会が進めているものであり、当面の目標として全国に100カ所。ゆくゆくは1,000カ所ぐらい建設して、利用者に快適で安心できるキャンピングカーライフを保証していきたい」
 と語った。

 それに続き、北広島町長の箕野博司町長が挨拶 (写真下) 。
 「キャンピングカー旅行の人気が高まっているときに、このどんぐり村がRVパークに認定されるということは非常に喜ばしいこと。この北広島町は豊かな自然資源や文化施設に恵まれた土地。これを機会に、多くのキャンピングカーユーザーにお越しいただき、ぜひ当地の素晴らしさを味わってほしい。そしてそれが、この地域の活性化につながることと確信している」
 と述べた。

 

 「RVパークどんぐり村」 の特徴を、どんぐり財団の竹丸学理事長は次のように語った。
 

 「もともとこの 『どんぐり村』 という施設は、地域の健康づくり、元気づくり、観光などをテーマにしたもの。テニスコート、トレーニングルーム、スタジアム、芝生フットサルコートなどを中心に、いろいろなスポーツが楽しめる。スキー場も近くにあるので、冬はスキーもできる。
 そのような健康な汗をかいて、あとはゆったりと温泉に浸かり、地域の新鮮な農産物、地酒などを心ゆくまで楽しんでもらいたい」
 
▼ 室内トレーニングルーム (左) / テニスコート (右) は全部で6面ある
 

▼ 子供用の遊具も豊富 (ちびっこ広場)

▼ 屋根付きバーベキューエリア (左) / 110mのジャボすべり台 (右)

 それでは、この 「RVパークどんぐり村」 敷地内にある各施設をご紹介。
 まずはラドン温泉 「龍頭温泉」。
 入浴時間は、10:00~21:00。休館日は毎月第3火曜日。大人450円。
 この建物は 「どんぐり荘」 という宿泊施設も兼ねていて、部屋での宿泊は大人9,000円 (1泊2食付き)。

▼ 「龍頭温泉」


 
 温泉の隣は、「お食事処・喫茶 『龍頭の里』 」 。
  
 
 
 レストランのお薦めメニューは、手打ちそば。なにしろ、この北広島町豊平エリアはおそばの一大産地。「とよむすめ」 と呼ばれるそば粉は味が良いことで知られ、今や全国ブランドになっている。
 この 「とよむすめ」 を使った 「豊平そば」 はおみやげ用としても売られており、つゆなども付いて、1セット1,365円 (3食分) 。

 どんぐり荘を経営する圓山貴子さんに、売店の人気商品を教えてもらった。

 「おそばを原材料としたそば饅頭、そば焼酎も人気です。ほかには豆腐も評判。クッキー、天然酵母のパンなどもよく出ます。ほかに土地の名産品としては、『しば餅 (柏餅) 』 も喜ばれています」

▼ 「豊平そばをおみやげにどうぞ」 と薦める株式会社どんぐり村の圓山社長  

▼ 売店にはお酒の種類も豊富で、地酒では上杉酒造の 「神代神楽」 、「花田植」 、 「八重の露」 が人気。ほかに 「谷川」 というどぶろくが評判とのこと。
 伝統工芸品も豊富で、近くの名工が作った陶器も話題になっている

 ここの名産品の豊平そばは、なんと自分で作ることもできる。
 それが、そば打ち体験ができる 「そば処・どんぐり庵」 。
 ここでは、はじめての人でも、そば打ち職人の指導のもとに本格的なそば打ちを教えてもらえる。
 自分で打ったそばを自分で食するというのも、また一興。
 そば打ち体験の料金は、1鉢 (5人前) 3,200円 (指導料込み)。打ち台使用料は、半日で500円。1日1,000円。

 なにしろこの地でそば打ちを指導しているのが、カリスマ的人気を誇る伝説のそば打ち名人高橋邦弘氏。東京でも評判のそば店を営んでいたが、今はこの地に住みつき、「達磨・雪花山房」 という店を開いているという。その腕の良さに惚れたお客たちが絶えず遠方から訪ねてくるほど。
 その高橋名人直伝のそば打ち芸を守っているのが、この 「どんぐり庵」 のそば道場だ。

▼ どんぐり庵の 「豊平そば道場」

▼ そば打ち体験 (左) / どんぐり庵店舗内 (右)

▼ 割子そば。絶品 !

 地元の新鮮な野菜を中心に、さまざまな食材を扱っているのが、「さんさん市」 。地元で作られた 「押し寿司」 も観光客には人気だ。

 ここはまた広島県でも一番の花苗産地。色とりどりの季節の花が咲き乱れる 「さんさんハウス」 も一度は覗いてみたい場所。
 

 ほかに、施設内には 「むさし」 (写真下) という有名なおにぎり屋さんがある。
 むすびとうどんがおいしいと評判の店なのだが、残念なことに取材当日は休業日だった。
 ここを訪れるのは、また後日。
 

 
 このような 「RVパーク」 が増えることをキャンピングカーユーザーはどのように評価しているのだろうか。
 オープンセレモニーに訪れた藤土恭一 (ふじと・やすかず 65歳) さんは、次のように語る。

 

 「キャンピングカーで旅をするようになって23~24年くらい経つ。RVパークができるまでは、普通の道の駅で車中泊をしていた。黙って泊まるのは礼儀に反するので、たいてい事務所に寄って許可を取ってから休んでいたが、それでもどこか気兼ねしてしまうことが多かった。
 その点、お金を出しさえすれば、堂々と泊まれる場所ができたことはうれしい。エリア内なら椅子・テーブルを車外に出すこともできるし、電源が取れれば、夏はエアコンが使えるので助かる。
 特にこの 『どんぐり村』 は、お風呂、売店、食堂などが駐車スペースに近いので便利である。家からも遠くないのでちょくちょく利用したい」

 私はRVパークがオープンする前日にここに着いたので、普通の駐車場の方に泊まった。
 たどり着いたときは、もう売店も食堂も閉まっていた。
 食材を手に入れるために、広島北IC方面に10分ほど走り、「藤川商店」 でタコ刺しと明太子ポテトサラダを買った。
 
▼ 藤川商店

▼ 「どんぐり村に泊まっているお客さんはよくうちの店にも来るよ」 と話す藤川直行さん (75歳) 

 
▼ 夜は、藤川商店で買ったタコ刺し、明太子ポテトサラダ、そして途中のSAで買った真空パックシュウマイを電子レンジでチンして、 “車内バー” で一杯
 

 夜10時になると、「とよひらウィング」 の窓の灯りが一つひとつ消え、駐車場の街路灯も明かりを落とす。
 そのとき空を見上げると、場面が切り替わったように、星がいっせいにまたたき始めた。
 天然のシャンデリア。
 ここはなかなか素敵な 「道の駅」 だ。

▼ 駐車場横には見事な芝生広場が広がる。トイレと自販機も近い

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RVパーク豊平どんぐり村データ

住所 広島県山県郡北広島町都志見2609
電話 0826-84-1414
料金 1泊 2,000円
チェックイン 当日16:00~18:00
チェックアウト翌日 9:00
ゴミ処理 500円
台数 2台
予約 要予約 (事前に連絡)
HP http://www.donguri.jp/
  
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RVパーク豊平どんぐり村 (広島) への4件のコメント

  1. ムーンライト より:

    お帰りなさい。お元気そうで何よりです。

    豊平。広島。
    いろいろな地方から集まった方々で拓けたからか、こちらにも同じ地名があり、親近感を持って拝読しました。

    「キャンピングカーを買ったとして・・・どこに止まって泊まるんだろう?」
    そう、漠然と思っていたんです。
    RVパーク!いいですね!

    • 町田 より:

      >ムーンライトさん、ようこそ
      「豊平」 という地名は、そういえば札幌にもあるんですね。
      昔、広島あたりから開拓に出向いた人々によって造られた町なんでしょうか。

      この広島の 「豊平」 地区も、冬はかなり雪が降るのだそうです。
      冬になれば、気候的にも北海道と似てくるのかもしれませんね。

      RVパークのような休憩・宿泊施設が増えていくことは、私たちキャンピングカー乗りにとってはとてもありがたいことです。
      北海道にも誕生するといいと思っております。
       

      • 渋谷 浩彰 より:

        素晴らしい情報をありがとうございます。
        ウィネベーゴが来月納車となります・・・が、ご当地北海道にRVパークがないのは不可思議で仕方ありません。函館・札幌・旭川・帯広・釧路などに、都市型の施設があれば、便利でしょうね。いろいろ、仕掛けてみようと思います。

        • 町田 より:

          >渋谷 浩彰 さん、ようこそ
          ウィネベーゴの納車ですかぁ !
          うらやましい。
          どうか素敵なモーターホームライフをお楽しみください。

          北海道のRVパークの件。
          JRVAさんのホームーページをたどってみると、今年の4月から6月ぐらいにかけて、にわかに3件ほど開設されたようですね。
          これまで北海道にはなかったことがよく話題に取り上げられましたが、これからは “キャンピングカー旅行の聖地” である北海道にもRVパークが増えていきそうです。

          今後の課題は、渋谷さんがおっしゃるように、「都市型RVパーク」でしょうね。
          これが全国に拡大していけば、現在「シャッター通り化している」といわれる地方都市の活性化にも一役買いそうな気がします。
           

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