四方寿太郎バンドのステージで大笑い

 7月6日 (土) の夜は、久しぶりに Jerry Shikata & Rock-O-Motions (ジェリーシカタ & ロコモーション) のライブを楽しんだ。
 場所は、赤坂の 「カントリーハウス」 。

▼ Jerry Shikata & Rock-O-Motions

 この日はメンバー同士の交流もある Uncle Boozy とのジョイントコンサート。
 ともに、今流行の “オヤジバンド” で、60~70年代のロック・ポップスをレパートリーに取り入れているバンドなのだけれど、微妙に選曲に個性の違いがあって、Uncle Boozy の方は、60年代後期にロックが 「アートロック」 、「ニューロック」 などと呼ばれていた頃の前衛的なロック (たとえばバニラファッジみたいなロック) … もやるし、オリジナルも歌う。

▼ Uncle Boozy

 Rock-O-Motions の方は、ビートルズナンバーを軸に、同時代の 「リバプールサウンズ」 と呼ばれていた頃のイギリス系ロック&ポップスがメイン。
 もちろん、それプラス、アメリカのCCRや日本のグループサウンズも。
 
 Rock-O-Motion のバンマス四方寿太郎さんは、高校時代の友人で、私が一方的に憧れていたヒーローなんだけど、当時の彼は私の存在などまったく目に入らなかったという、まぁちょっと憎たらしい友人なのだ。 ※ 下の写真の真ん中の人

 

 彼の高校時代の学園祭のステージを見て、私なんかはその “カッコよさ” にぶっ飛んだわけだけど、それから40年。
 どうも今の彼は、「カッコよさ」 をかなぐり捨てて、ひたすらコミックバンドへの道を突き進んでいるようだ。

 だけど、それが楽しいんだな。
 「話芸」
 そいつにますます磨きをかけて、今はサウンドを楽しませるバンドであると同時に、トークで笑いを取るバンドとしても存在感を強めている感じである。

 どんなトークか。

 ちょっと、その一部を再現してみよう。

【四方】 今日はですねぇ、Uncle Boozy とのジョイントコンサートなんですけど、皆さん、今日は運がいい。だって、めったにないんですよ、こういう取り合わせ。… とにかく仲が悪いからね (笑) 。
 このUncle Boozy、実はメンバーのほとんどが有名なお医者さんです … ドクターさんたちです。
 だから、もう演奏前のチューニングからして、われわれのバンドとは違うの。
 僕らのチューニングなんて、いい加減に耳だけで確かめて、「そんなんでいいんじゃん ? 」 で終わるけど、彼らは聴診器使うからね。楽器に聴診器当てて 「あとベースの音をコンマ2デシベル下げて」 とかやってんだよね (笑)

【客席】 うっそ~ (笑)

【四方】 いや、ほんと。だってキーボード自体がもう普通のキーボードじゃないんですよ。指を触れただけで採血できちゃうんだから。血糖値がすぐ分かっちゃう。
 だって、鍵盤の上の段では心電図が計測できるの。だから “シンデンサイザー” っていうの。

【客席】 うまいねぇ~ (笑)

【四方】 そういうキチッとしたバンドに比べると、われわれのバンドなんていい加減なもんです。みんなバラバラ。
 見てもわかるとおり、メンバーの国籍がみんなバラバラなんだもん。
 だから、外国為替の変動なんて、しょっちゅう気にしていないとダメなんですよ。みんな国にギャラを送金するときの通貨が違うから。
 ベースのブーちゃんはメキシコ人 (笑) 、だからギャラの支払いは毎回ペソ。安いとベソをかくから困るんだよな。

【客席】 アハハハ

【四方】 彼はねぇ、いまだに携帯電話が使えないで、狼煙 (のろし) で連絡をくれる男だからね。文明の利器が使いこなせない男なの。
 だから、国への送金なんてすごい方法使うの。伝書鳩なんだもん。
 鳩の首に現金を巻きつけて … 。可哀想になっちゃうよ、鳩が。
 太平洋渡っていけるのかしら。

 ドラムスのカンタローは、ニューヨーク生まれだけど、もう完全に日本人だから、彼の支払いは、ステージに立ったときに客席から寄せられる “おひねり” なんか適当に渡しておけばいいんだけど …  あ、そういえば今日は “おひねり” まだですね (笑)。

【客席】 まだふんだくるのかよー (笑)

【四方】 困るのは、キーボードへの支払い。彼は、韓国とマニラとカンボジアに彼女がいるから、やれウォンでくれ、ペソでくれ、ドルでくれとか、もううるさくてしょうがない。
 今日ギターを弾いてくれた人、この人はお金に困らないからいいの。ブルネイの王族だから。「ワンバレルいくら」 の世界で生きている人ですからね。
 このまえギャラ払ったら、お釣りが重油なのよ (笑)
 さっき乾杯したらワイングラスの中身が重油だよ。ジュユー・ノー ? (Do You Know ? ) とかいって飲んでんだよ (笑)

【客席】 アハハハ

【四方】 さて、おしゃべりで時間稼ぎしてないで、そろそろ演奏いきますかね。
 これでもね、昔は僕らの演奏で失神してしまった女性がいっぱい出てね。「湿疹」 じゃないよ。「失神」 ね。
 で、次の曲は、もう “失神もの” の曲ですから、女性の方は遠慮なくどんどん倒れてください。
 心配ないです。今日は楽屋にお医者さんたちがいっぱいいらっしゃいますから。しかも無料検診ですから。女性の方は今からもう胸をはだけられるような格好で聞いてくださいね。… なんだよ、すっかりエロオヤジになっちゃったね (笑)

【客席】 前からァ~ (笑) 、エロ、エロ !

 ま、四方さんのトークは、こんな感じですな。
 だから、客席の盛り上がること、盛り上がること。
 最後はダンスパーティーに。

 感きわまって、ほんとに失神してしまった女性がたくさん出たけれど、みんなお医者さんたちの方には行かせずに、四方さんが独り占めしてしまったようだ。
 
 
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四方寿太郎バンドのステージで大笑い への6件のコメント

  1. Jerry Shikata より:

    町田さんのブログと歌がどんどんファンを掴んでいます。
    今回Stand By Me1曲に終わってしまいましたが、町田さんのオンステージぶりには、そろそろ脅威に感じ始めております。次回からもう呼ばない事にします(笑)。嘘です。冗談です。
    我がライブに無くてはならない人にはならない様に、ならないでいて下さい。

    バンマス Jerry Shikata

    • 町田 より:

      Jerry Shikata さん、ようこそ

      いやぁ、Rock-O-Motionのリーダーから直接、そんなお言葉をいただけるなど、うれしかぎりです。
      歌詞カードを見なくても歌えるのは 「Stand By Me」 と 「All My Loving」 の2曲だけです。
      従って、次はもう出し物がありませんので、「次回から呼ばないことにする」 ほどのご心配をかけることもないと思いますから、ご安心ください (笑)。

      それにしても、悪ノリに近い無様な歌い様を、 >> 「脅威を感じている」 などという最大級の賛辞に包んでくださる四方さんの優しさに感謝です。

      次のステージでは、四方さんのお笑いネタを密かに採集し、こっそり出版してしまいます。印税がこちらに入ったら、何食わぬ顔をしてご馳走いたしますから、お楽しみに(笑)。
       

    • 佐藤晴一 より:

      Jerry Shikata sanてひょっとしてUNION PACIFIC やTOMENにおられたJerry Shikata san でしょうか? でしたら是非ステージを観に行きたいですね

      • 町田 より:

        >佐藤晴一さん、ようこそ
        そうです。ここでご紹介した Jerry Shikata さんは、TOMENに在籍されていた四方寿太郎さんです。

        いつも、とても楽しいステージですよ。
        ライブが開かれるようでしたら、たぶん私の方にも連絡が来ると思いますので、このブログでも告知することにいたしましょう。
         

  2. Jerry Shikata より:

    町田さん

    ごめんなさい。高校時代に比べれば胸板が厚くなり男らしさがアップしている町田さんの”胸囲を感じる・・・とするところ、”脅威を感じる”としてしまいました。訂正してお詫び申し上げます。うちのベースのぶー宮沢の脅威には程遠い・・・・・・です(笑)。
    それでは近々・・・

    四方

    • 町田 より:

      Jerry Shikata さん、ようこそ
      「胸囲」 を 「脅威」 と結びつけていらっしゃる四方さんの想像力の広がりは 「驚異的」 ですね。

      赤坂のライブは楽しめました。トークも絶妙でしたが、やはり全盛期のビートルズとほぼ変わらぬ声量と、音域の高さを保っていらっしゃることが、まさに驚異的でした。
      歌の方も楽しみにしています。
       

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