美魔女ブームで “バア高ジイ低”

 
 世の中 「美魔女」 という言葉がまかり通るようになったけど、これがなんだかよく分からない。
 Wikipedia によると、「女性誌 『美SRORY』 の造語で、才色兼備の35歳以上の女性を指し、 “魔法をかけているように美しい中年女性” のこと」 とある。

 … といわれても、はたして、どのような女性を思い浮かべればいいのか。
 私の家にも、「魔女」 は確かにいるが、ただし、「美」 はつかない。
 その前に、「女」 もつくかどうか。
 「魔」 だけが残ったりして。

 … というのを、私は死を賭して書いている。
 こんな記事、もしカミさんが読んだら大変なことになる。

 「あ、あれは、あの …… つまりメス犬のクッキーのこと」
 などという言い訳が、果たして通るかどうか。

 ま、とにかく 「美魔女」 という言葉が流行ってきたということは、要するに 「高齢化社会」 が到来したということなのだろう。

 若乃花・貴乃花のお母さん藤田紀子さんなんて、65歳になっても 「美熟女」 という待遇でデレビに出ずっぱりだし、吉永小百合さんも、68歳で週刊誌の 「好きな女優ランキング」 の2位を堂々とキープしている。

▼ いまだにCMでも存在感を漂わせる吉永小百合さん

 いまは世をあげて、高齢美女ブーム。
 「美魔女」 が女性誌から生まれ、それを志向する女性が増えてきたと同時に、男性社会では 「熟女」 志向が顕著になり、最近は、「熟女好き」 を標榜する若い男性タレントがどんどん出現して、話題をかっさらったりしている。

 エッセイストの中村うさぎさん (55歳) は、世の美魔女ブームを、こう評する。

 「昔は50代くらいで孫ができて、 “お婆さんになったんだな” と自覚するけど、今は、出産する年齢も遅くなってきているから、50代でお婆さんなんてやってらんない。 “女としてやり残したことがある” みたいに子宮がうずく」 … というわけだ。

 同じくエッセイストであり、かつ女性向けアダルトグッズを販売している北原みのりさん (43歳) も、こういう。

 「セックス産業自体、お客様自体が高齢化している。私のお店でも、高齢の男女カップルが珍しくない。彼らはきちんとセックスして、欲望している。
 私たちは、もしかしたら、(年をとっても) ずっとハンバーガーを食し、若い子と同じ制服を着て (マクドで) 働き、時にバイブを買い、(異性と) 同衾し続けるのかもしれない」

 とにかく、美しくあること、魅力的であること、男と楽しむことなどに関して、いろいろな手段を講じて 「現役であり続けよう」 というバアさんたちが増えたというわけだ。

 もうちょっと前のことだが、47歳のタレントの磯野貴理子に、24歳年下の恋人ができて話題になったことがあった。
 その年齢差は23年。
 昔だったら、まず男の方がそういう関係をいやがったはずだ。
 だって、その年令じゃ、相手は 「お母さん」 だもんな。
 でも、 “夜の生活” も含め、男からしても、いまの40~50の女性ぐらいは十分に “そそられる” 存在であるということだろう。

 これから、どんな時代が来ることになるのだろう。

 ひとつ言えることは、彼女たちはお金を持っているということだ。
 つまり、「高齢美女マーケット」 というものが、これからはもっと鮮明な形をとってくる。

 「美しくありたい」 というのは、 “攻め” の消費形態を形づくる。
 エステだろうが、サプリだろうが、宝飾品だろうが、アパレルだろうが、あるいは、「熟女の恋愛」 をテーマにしたTVドラマだろうが、さらには年下の男の子に、「さすが熟女の選ぶレストランは洒落てますね」 と言わせるような外食産業だろうが、バアさんマーケットはますます勢いづく。

 マーケットの成長は、当然、それを時代のトレンドに押し上げる 「文化」 を形成する。
 ということは、これからの日本は、バアさんたちの気分に左右される国になるということだ。
  
 バアさんは、若い男の子には注目するけれど、ジイさんは相手にしない。
 ジイさん受難の時代が来る。
 そうなったとき、ジイさん同士はお互いに結束したり、コミュニケーションを取ったりすることが苦手だから、ますます孤立した存在になっていくかもしれない。 
 
 世の中は、「バア高ジイ低」 の時代を迎えつつある。
  
 
参考記事 「妻から嫌われた夫の生きる道」

 

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