メイヤー・ホーソーン

 
 ちょっと興奮を抑えられない!

 メイヤー・ホーソーン。

 ずっと探し求めていた音!

 大好きな60年代後半~70年代初期のソウル・ミュージックが最も輝いていた時代の音を、現代の若い世代のミュージシャンがそっくりそのままやってくれるなんて。

 ときどき昼飯を食いに行く会社の近くのカフェで、そのCDがかかっていたんだ。
 そこは、幹線道路からちょっとはずれた場所にひっそりと店を構える “甘味処 (どころ)” で、創作パフェとか、創作かき氷とか、一風変わったきしめんなどを食べさてくれる店なんだけど、そこの牛きしめんというのがお気に入りで、餅を一個落としてもらってよく食べているんだけど、いつもはヒップホップ系の音が流れているんだよね。

 芸術家っぽい雰囲気の若いママさんが一人で切り盛りしている店なんだけど、なにしろ変わった店でさ。
 でっかいガラス窓の向こう側が庭になっていて、そこにめちゃいろんな植物が植わっているの。

 シュロみたいな木があったり、名前の知らない観葉植物がいっぱいあったりして、 “小さなジャングル” になっているんだよね。

 インテリアも変わっていてさ。
 店内にも植物が溢れていて、壁には、「お爺さんの古時計」 みたいなクラシカルな掛け時計がずらりと壁を飾っていたり、インドのお土産みたいな象の置物があったりさ。

 で、その日も、小雨に煙る “ジャングル” を見ながら牛きしめんを食っていたんだけど、そしたら、なんとも昔っぽいソウル・ミュージックが流れてくるじゃない!

 だけど、ドラムスの音が今風で、あきらかに最近の音だということは分かるんだけど、テイストはもろ60~70年代風なんだよね。
 60年代後期のモータウンサウンズみたいな、明るく跳ねるポップな音から、70年代のフィリーサウンズ系バラードまで。
 しかも、みんなオリジナルみたいなの。
 当時の音をそうとう聴きこんだ人間じゃないと出せない味なんだよね。
 特に、ファルセットで歌いあげるところなんか、黒っぽいフィーリングがいっぱい!

 それでいて、洗練されていてさ。
 雨の夜なんかに、クルマで都会を流しながら、フロントガラスに滲むネオンを見つめて聴くと、じわ~っと胸がうずくような感じなんだよね。
 
 いやぁー、誰が作ってんだ?
 このアルバム …

 で、「今かかっている音楽は誰のですか?」 って聞いたの。
 そしたら 「メイヤー・ホーソーン」 と教えられたわけ。

 恥ずかしいけど、知らない名でさ。
 最近の音楽はぜんぜん聞いていないから。

 「まだ30代前半の人で、日本で手に入るアルバムはまだ2枚しかないんです」
 とママさんはいう。

 さっそく手に持っていた本のカバーに、アーチストの名を書き込んで、家に帰ってからYOU TUBEで探してみた。

 あるある!
 いっぱい出てくる。
 だけど、「著作権上の問題があって権利所有者からブロックされています」 なんて無粋な表示が出て消されているものもいっぱいある。

 ケチなことするよな、ほんとに。
 自国の産業が振るわなくなって、今や 「著作権」 で一儲けしようとアメリカがやっきになっているのは分かるけれど、自国の音楽文化の首を自ら絞めているよ、やつら。

 で、メイヤー・ホーソーン。
 この人、画像だけ見ると、 “マサチューセッツ工科大学を主席で卒業したインテリエンジニアです” みたいな顔つきの人でさ、およそソウル・ミュージックをやるような風には見えないところが面白い。

 で、どんな音を出す人か。
 ちょっとYOU TUBEをいくつか貼ってみる。
 どうせ、しばらくしたら消されるんだろうけれど、それにもめげずUPする人もいっぱいいるようだから、とうぶん楽しめるぜ。

▼ 「The Walk」 60年代モータウン風のポップなノリ!

▼ 「Shiny and New」 70年代初期のフィーリー系の感じ

▼ 「I Wish It Would Rain」 これも70年代風バラードの雰囲気

▼ 「Just Aint Gonna Work Out」 極めつけはこれ!
ダリル・ホールとのデュエット。サイコーです!


 
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メイヤー・ホーソーン への2件のコメント

  1. guchi3 より:

    町田さん、お久しぶりです。
    メイヤー・ホーソーン知ってました。
    町田さんがブログに貼られたダリル・ホールのインターネット配信のライブで以前に
    見たことがありました。その時の感想は、容姿はバディ・ホリー、曲調は、ダリル・ホール
    と似ているかな?といったものでした。事実ダリル・ホールのオリジナルを彼が歌っても、彼のオリジナルをダリル・ホールが歌っても全く違和感がなく、ソウル・ミュージックに詳しくない自分が聞いても。二人ともソウル・ミュージックが大好きで、
    ソウル・ミュージックに対するリスペクトが感じられました。
    多分彼は、ダリル・ホールが大好きなんでしょうね!

    • 町田 より:

      >guchi3 さん、ようこそ。
      さすがですね、よくご存知ですね!
      メイヤー・ホーソーン。>「容姿がバディー・ホリーで曲調はダリル・ホール」
      おっしゃるとおりです。
      サングラスをしているときの顔は、日本の陣内孝則さんにも似ているように感じました。こういう容姿の人が、ああいう音楽をやるという、ちょっとミスマッチ風なところが粋ですね。
      確かに、ダリル・ホールという先輩がいたから出てきた人ともいえますね。
      Daril’s House で一緒に歌っているときのメイヤー・ホーソーンの表情に、確かにダリル・ホールに対する愛情が宿っているのが分かりますものね。
      とってもいい!
      世代を超えて、同じ音楽を好きな人たちが演奏しているシーンを見るのはとてもいいです。
       

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