鳥の歌

  
 鳥のことを歌った歌は、どれもみなさびしい。
 たぶん、鳥のような自由さを求めても、それを得られない人々が作り出した歌だからだろう。

 大空をはばたく鳥に、人は古来より「自由」のイメージを重ね合わせた。
 それは、重力の法則に縛られた人間という存在の対極にあるものとして意識された。

 空を舞う鳥たちが、ほんとうに、「自分たちは地上を這いつくばっている哺乳類より自由だ」と満足していたかどうかは分からない。
 
 しかし、人間は、重力の法則に抗する存在として、鳥を眺め続けた。
 その場合の重力とは、「しがらみ」とか「運命」とかいう言葉に置き換えると、分かりやすい。

 鳥は、そういう重力(= 呪力)から自由な存在であるがゆえに、鳥になれない人間に「さびしさ」を与える続ける生き物である。
  
  
▼ 「かわいい小鳥」 マリアンヌ・フェイスフル


 
 
▼ 「コンドルは飛んでいく」 サイモン&ガーファンクル


 
 
▼ 「ホワイトバード」 イッツ・ア・ビューティフル・デイ

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