バンテックセールス ジル520クルーズ

 
 後輪ダブルタイヤと耐荷重アップが魅力のクルーズ
   
 ジル520 (ZiL 520) は、バンテックの人気車ジルの 5mボディを延長し、リヤ常設 2段ベッドなどを組み込んでユーティリティを高めたキャブコンとして、国産キャブコンの最上位クラスに君臨するクルマだ。 
 そのジル520の走行性をより強化したモデルが、この520クルーズである。

 ▼ ジル520クルーズ

 ジル520と、520クルーズの最大の違いは、シャシーがカムロードから、後輪ダブルタイヤのいすゞエルフの 2トン車に変更されていること。
 その狙いは、ユーザーが安心して重量物を積めるように、積載能力の向上を図ったところにある。ずばり、荷物をたくさん積んで長距離旅行に行きたいという方々に向けて開発したクルマなのだ。
 
 積載能力が上がれば、発電機などの重量物も安心して搭載できるし、水タンクを増設したい、あるいはバッテリーをもっと積みたいという人の願いも叶えられる。
 なにしろ、2トン車のエルフのリヤ後軸の耐荷重は3900kg。相当な荷重に耐えられるキャパシティを有している。
 
 しかし、ノーマルのままならば、そのサスペンションの硬さが乗員に負担を強いるのも事実。
 そのため、このクルーズでは、バンテックセールスによって独自のサスチューンが施され、乗り心地においても、相当なレベルのものが追求されている。
 乗り心地の向上と耐荷重の強化という、ふたつの相反するベクトルを統合しようとしたわけだから、そのセッティングには相当な努力が傾けられたと推測される。
 

 
 実は、この車両のリビングに同乗させてもらったことがあるのだが、普通の一般道をわずか20分程度走っただけの印象をいうと、2トントラックの激しい突き上げはまったく感じられず、かなりマイルドな印象を受けた。
 それでもカムロードよりはシャキッとした感じで、そのへんは好みが分かれるところかもしれない。
 カーブを曲がって行くときのロールもほとんどなく、キャンピングカーシャシーとしてのレベルは高いように感じた。
 

 室内の基本レイアウトは、カムロードベースの520とほとんど変わらず。
 ともに対面ダイネットとサイドソファーを組合わえた充実したダイネットを持ち、リヤには常設 2段ベッド、フロントにはバンクベッドを配して、7名乗車と 5名就寝を実現したファミリー向けのキャブコンになっている。


 
 ダイネットシートもベッドメイクすればさらに 1人が寝られるが、バンクとリヤベッドだけで既に 5人分の就寝定員が確保されているので、4~5人までの家族なら、ダイネットテーブルをベッドメイクする必要がない。
 リヤ 2段ベッドの下は760㍑の容量を誇る大型カーゴスペースになり、外部の 3ヵ所からもアクセスできる。
 もちろん、内装の仕上げはバンテックならではといえる、美しさを見せる。


 
 エルフとカムロードの二本立てとなったジル520だが、価格はカムロードの方が約150円ほど安いので、重量物をそれほど積載しないというユーザーにはカムロードでも十分かもしれない。
 
 
 バンテックセールスHP → http://www.vantech.jp/
 

 参考記事 「ジル・ノーブルにかける開発者たちの熱い思い」
    
  

カテゴリー: campingcar   パーマリンク

バンテックセールス ジル520クルーズ への2件のコメント

  1. 嵐田 裕一 より:

    カーラッピングでシェルサイドのワンポイント木のやつが気になって(犬の足跡)又シートラッピングも(我が家の犬)写真も出来る?・・・
    他も種類もありますか。4月のオートキャンパーを見て
    カタログがあれば送ってください。
    992-1461 米沢市李山4849-36

    • 町田 より:

      >嵐田裕一さん、ようこそ
      ごめんなさい。カーラッピングに関するカタログというのは持っていないんですよ。
      ボディがとってもユニークなものになるので、私も興味は持っているんですが、資料やデータのようなものは手元にありません。
      直接バンテックセールスさんにお尋ねするか、もしくはその記事を4月号に掲載した「オートキャンパー」編集部さんにお尋ねするのがいいかと思います。
      お役に立てずにもうしわけございません。
       

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