劇団ひとりさんキャンピングカー購入

 
 タレントの劇団ひとりさんは、『週刊文春』 に 「そのノブは心の扉」 というエッセイを連載している。
 それによると、ついに、キャンピングカーを購入したようだ。

 もともとひとりさんは、キャンピングカーに対する憧れが人一倍強く、その連載エッセイにも、たびたびキャンピングカーネタが登場していた。
 それというのも、幼い頃からキャンピングカーに接する機会が多かったかららしい。
 お父さんの仕事の関係上、小学生時代の大半をアラスカで過ごしたというひとりさん。その地で、すでにキャンピングカーのある生活を知っていたという。
 
 彼は書く。
 「アラスカにはキャンピングカーが無数に走っている。広大な土地に見渡す限りの自然。別段意識しなくたって、そもそも生活自体が 『アウトドア』 であり、キャンピングカーなくしてアラスカを満喫することは出来ない。
 それこそ、近所にあるマルエツのような普通のスーパーの駐車場にだってキャンピングカーが幾つも止まっているほどで、家を持たずにキャンピングカーだけで生活している人も大勢いた」 (週刊文春 2012 1/5~12号)
 
 劇団ひとりさんにとって、キャンピングカーはごくごく日常的な風景の一コマだったようだ。
 当然、劇団ひとりさんの家にもキャンピングカーがあった。
 彼は、アラスカの夏休みを、次のように過ごしていたようだ。
 
 「アラスカにだって夏はもちろんある。小学校の夏休みは 3ヶ月もあった。そして、その時期になると皆がこぞって釣りにでかける。
 わが家も例外なく、夏になると父親のキャンピングカーに乗って釣りへ出かけた。
 家族 5人が優に寝られるスペースに、キッチン、トイレ。大人の秘密基地といった、その大きな夢の箱に子供心がくすぐられないわけがない」
 
 このような思い出を持つひとりさんは、いよいよ自分のキャンピングカーを購入しようと思い、カタログ集めを始めるようになる。
 そして、いろいろ研究しながら、少しずつ車種を絞っていった。
 
 だが、最後の難関が待っていた。
 それは、ガンとして首を縦に振らない奥さん (大沢あかねさん) 。
 
 彼は、覚悟を決めて、奥さんの説得にかかる。
 そのとき奥様に語りかけた言葉が、彼自身の記事によって紹介されている。
 
 「想像してごらん。湖の畔 (ほとり) に止まる 1台のキャンピングカー。
 大自然に囲まれた中で、僕は小説を読みふけり、君は紅茶のお湯を沸かしている。隣では遊び疲れた子供がスヤスヤ眠っているんだ。
 そこには何がある? …… そうだ、家族だ!」
 (週刊文春2012 1/5~12号)
 
 “ひとりで劇団” を成功させてしまうくらいの人だから、こういう芝居がかったセリフなども、よどみなく、なめらかに言えるのだろう。
 めだたく、奥様の説得に成功。
 
 そして、『週刊文春 2012 1/19号』 の連載エッセイは、次のような文章で始まる。
 
 「長年の夢であったキャンピングカーをついに購入することにした。運良く近所の屋根なし駐車場に空きが一件出たので、駐車場の問題が難なくクリアした (からだ) 」
 
 駐車場問題が解決する前に、彼が絞り込んでいた車種は、5m×2m クラスの国産キャブコン。
 
 しかし、販売店からは、「納車は未定」 、「早くとも納車は夏以降」 といわれてしまう。
 
 奥さんの説得にも成功し、駐車場も確保できた劇団ひとりさんは、とてもそんな悠長に構えていられなかったらしい。
 
 そこで、ターゲットを中古車に変更。
 探しているうちに、昔からずっと欲しかった車種が、全国でひとつだけ埼玉県にあったことを確認。
 その実車を見ることもなく、即座に電話だけで契約を交わしたというから、彼の興奮した気持ちが伝わってくるようだ。
 
 エッセイの最後に、今回書かれている原稿そのものがキャンピングカーの室内で書かれたものであることが明かされる。
 
 「実は、今日、まさにその納車日であった。まだ乗り始めて 3時間と経っていない車内のテーブルでこの原稿を書いている。
 ついに手に入れた 5m× 2m×3mの夢の箱。
 キッチン、テーブルが狭い車内にギュッと凝縮されており、そこはさながら大人の秘密基地である。
 とりあえずはベッドに横たわり眠りに就こうとするも、興奮して眠れず、ポータブルトイレに小便をしようとしても、緊張して雀の涙ほどしか出なかったが、いずれこの相棒と共に日本全国を旅する日を夢見て …… 」
 
 はて、このキャンピングカーはいったい何でしょう?
 私は答を知っているけれど、皆さんは探してみてね。
 
 
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『キャンピングカースーパーガイド2012』 5月18日配本(5月20日発売)
 

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劇団ひとりさんキャンピングカー購入 への4件のコメント

  1. かめきち より:

    キャンピングカーに憧れている人間の一人として、劇団ひとりさんが何を買ったのかぜひ知りたいですね。僕が思うに、バンクベッドのところがシロイルカのように膨らんだオール電化を売りにしているクルマではないでしょうかね。僕も今年こそは、と決意を新たにしております。

    • 町田 より:

      >かめきち さん、ようこそ
      おっと、鋭いですねぇ!
      さぁて、かめきちさんの推理が当たっているか、どうか。
      もうじき、いろいろなところから情報が出てくると思いますけど。
       

  2. cbr929 より:

    19年ほど前の夏、カナダの内陸部バーンズレイクという田舎町に1ヶ月近く滞在した事があります。その時目にしたのはアラスカへも通ずる国道16号線に無数のキャンピングカーが延々と列をなして走っていたのです。地元B.C.(ブリティッシュコロンビア州)や他州ナンバーは当然ですが、USナンバーも普通に見受けられました。中にはパトカーに停められていたり、エンコや脱輪していたりして(笑)。

    劇団ひとりさんのいう
     「アラスカにはキャンピングカーが無数に走っている」は、そのまま
     「アラスカに通ずる道にはキャンピングカーが無数に走っている」のです。

    多忙なマルチタレントである劇団ひとりさんにすこしでも長い休暇が取れることを祈ります。

    • 町田 より:

      >cbr929 さん、ようこそ
      なるほど。そうですよね。アラスカは、USAの最北端にある州ですからね。
      当然、サマーバケーションの季節には、北米中のモーターホームが集まってくるんでしょうね。
      しかし、劇団ひとりさんっていのは、幼い頃からそんなキャンピングカーライフを知っていたわけで、いや、うらやましいです。
      私が、小さい頃なんかは、バスに乗らせてもらうだけで興奮していましたけど。
       

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