ジル480スキップ

 「夫婦二人だけで旅をする」
 それが、キャンピングカーンの開発コンセプトの大きな地位を占めるようになり、そのためのレイアウトが、いろいろ考案されるようになった。

 ジル480スキップは、そのなかでも最も成功したキャブコンの一つではあるまいか。

 “二人旅” ともなれば、移動中は、運転席から後ろは、“自動車” である必要がないのだ。極端な話、住宅の “リビング” や “応接間” そのままであってもかまわない。

 ならば、いかに休憩時の開放感の獲得や、くつろぐ時の快適さを実現できるか。
 480スキップは、そこに焦点を合わせて開発されたキャブコンである。

 三方を明るい窓に囲まれたこのジル480スキップの開放感はどうだ!
 見晴らしの良い高台にしつらえられた、高原リゾートの一室にでもいるような気分にならないか?

 前向きや後ろ向きが可能なマルチアクション型のシートでダイネット構成をしてしまうと、走行中のリヤ席の快適さは確保できるが、この開放感は生まれない。
 そういった意味で、ある種の “割り切りのよさ” が、このクルマ独特の個性を際立たせることになった。

 カムロードをベースとしながらも、4.85mに収めたという “長さ” への割り切りも、取り回しの良さを確保するのに貢献した。
 バンクベッドに登るのは、シニア夫婦には辛かろうという配慮で、バンクベッドを廃したことも、空気抵抗の軽減と、低重心化による走行安定性の確保に寄与している。

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『キャンピングカー スーパー ガイド2011』 ダイジェスト

ZiL 480 skip (ジル480スキップ)
国産キャブコンバージョン
ベース車: トヨタ・カムロード
全長: 4850mm
全幅: 1970mm
全高: 2750mm
乗車定員 8名/就寝定員 3名
価格: 5,628,000円より

発売: 株式会社バンテックセールス (製作 バンテック)
埼玉県所沢市日比田95-1
TEL.:04-2936-6528
http://www.vantech.jp/
E-mail:info@vantech.jp

キャッチ: 開放的なU字ダイネットを持つ快適空間

ジル480スキップは、シニア夫婦の2人旅を意識して開発されたキャブコン。主に使う人数が2人であるという割り切りから、バンクベッドを廃して、車体もコンパクトに絞り、走行性と取り回しを重視するスタイルが追求された。室内も、旅先での長期滞在を念頭におき、リヤ側にゆったり広がるU字ダイネットを中心に構成されている。背の高い家具をエントランス付近に集中させたため、リヤの開放感は抜群。3方からの光がたっぷり差し込むこのサロンは、キャブコンの室内というよりもリゾート施設のデッキの感覚に近い。テーブルも広いので、6~7人が集えるパーティールームとして使うのにもいい。走行中にオルタネーターが発電した電気を直接100Vに変換させる独自電装システムも導入され、余った電気をバッテリーに貯められるようになったので、ルームエアコンを使うときも一定程度までは発電機に頼らないですむ。

STAFF TALK
バンテック厚木
竹内啓二 店長

3基のサブバッテリー、1500wの正弦波インバーター、電子レンジ、バッテリー残量計など電装関係の設備が充実している車です。エアコンも家庭と同じルームエアコンを搭載しています。

※ その他 「レポーターのチェック」  「装備類」 「フロアプラン図」  などの詳しい情報は、『キャンピングカースーパーガイド2011』  (5月24日発売) をご参照ください。
 
 
 

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ジル480スキップ への4件のコメント

  1. 徳永 より:

    私もskipに乗ってます。

    夫婦二人で乗るには最高のキャンカーです。自分好みに快適化を施して夫婦の楽しみは2年後の北海道キャラバン

    目指せオンリーワンskipを合い言葉にボチボチ快適化して楽しんでいます。

    • 町田 より:

      >徳永さん、ようこそ
      この車は、夫婦2人で使うというコンセプトにおいては、ほんとうに考え抜かれたレイアウトになっていると思います。
      しかも、取り回しもいいですよね。
      カムロードベースなのに、全長も5mを切り、全幅も2m未満。
      しかも高さも2.75mに抑えられているので、とても取り回しがよいはず。

      いろいろな快適化を図られているとか。
      どうか素敵な北海道旅行を楽しんできてください。
       

  2. トクナガ より:

    わざわざ返信していただきましてありがとうございます。

    気になるところは確かに快適化していますがskipはナロートレッドなので足回りは青棒、ショック交換、リア増しリーフくらいしかしてません。ほかのカムロードと違いリアトレッドが違うので夫婦二人と割り切りました。キャビン関係の電気パーツはskipでは一番快適化していると自負してますが(笑)

    昨年6月号、今年5月号のオートキャンパーにオーナーレポートが掲載されました。よろしければ観てください。

    • 町田 より:

      >トクナガさん、ようこそ
      ジル480スキップは、おっしゃるとおり、カムロードのナロートレッド(他がワイドなので標準トレッドでもある)を使っていますが、車高が2.7m程度しかなく、重心が低いので、他のカムロードのワイドトレッドベースのキャブコンと比べても安定性では変わらないはずです。

      いろいろ快適化を図られていらっしゃるようで、さぞや素敵な仕上がりになっているのでしょうね。
      『オートキャンパー』5月号、いま手元にはないのですが、ぜひ拝見させていただきます。

      よい旅をお楽しみください。
       

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