金持ちの贅沢品?

アルファ室内01
 前回のブログで、 「キャンピングカー」 という言葉に代わる言葉として、 「RV」 というのはどうよ?
 …という話を書いた。
 それについて、これまたキャンピングカー業者さんの話なんだけど、 「賛成!」 という人に会った。
 この業者さんは、 「女性の感性に訴えるキャンピングカー」 という路線を戦略的に追求されている業者さんだったが、やはり 「キャンピングカー」 という言葉を使うと、 「誤解される場合が多い」 というのだ。
 どういう誤解かというと、 「キャンピングカー」 という言葉自体に 「高額商品」 というイメージがつきまとってしまい、なかなかその先入観が払拭されないという。
 だから、たとえば主婦たちの集まりで、ある奥さんが 「うちはキャンピングカーを買ったの」 などといえば、
 「ええ!? リッチねぇ」
 「贅沢ねぇ!」
 …という、賛辞とも嫉妬とも取れる過剰な反応を呼び起こし、そのあと、影でこそこそっと 「あそこのうちは、お金持ちよねぇ」 とか言われてしまうことが目に見えているので、うっかり 「キャンピングカー」 という言葉は使えない…という主婦がけっこういるんだそうだ。
 まぁ、人気のプリウスが190万円、200万円などと話題になっている昨今、キャンピングカーはその2倍ぐらいの価格帯のところに集中しているクルマが多いので、確かに “高額” という印象を伴うのは事実。
 しかし、車種によっては200万円台、300万円台のものもあるし、就寝機能、荷物の収納機能、炊事機能、断熱性など、トータルに 「快適な旅」 を実現するためのクルマとみれば、決してベラボーに高額なクルマではないのだ。
 ところが、一般的に 「キャンピングカー」 というと、それだけで1千万円越えの高級車として受け取られることが多く、平均的な価格帯はそれよりはるかに安いのに、なかなかその事実が浸透しない。
 この不況下においては、 「贅沢者はねたまれる」 という風潮が横行しているため、誰もが 「お金持ちである」 という誤解を受けたくないという心理を募らせている。
 たとえお金を持っていても、 「人に見られる生活レベルはひたすら質素に」 というのが今の庶民感覚だと、その人は語る。
 つまりは、主婦たちの集まりで、うかつに 「キャンピングカー」 という言葉を出せないところに、今のキャンピングカーが口コミとして広がっていかない理由のひとつがある、という話になった。
 「キャンピングカー」 という言葉自体が 「お金持ちの贅沢品」 と取られるのは、キャンピングカーの利便性やそれによって得られるライフスタイルの変化を考えると、はっきり言って誤解である。
 その誤解を解くためには、いろいろなキャンペーンを展開して、キャンピングカーの金額というのは本当はリーズナブルなものであると広報していくやり方もひとつあるだろう。
 しかし、 「キャンピングカー」 というイメージが、一般的に 「お金持ちの贅沢品」 と思われる風潮が根強いならば、言葉そのものを見直す必要も出てくるかもしれない。
 「RV」 と言い換えることは、個人的には無難かな…と思っているけれど、皆さんはどうですか?

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金持ちの贅沢品? への4件のコメント

  1. Take より:

    2度にわたっての投げかけ拝見しました。
    アウトドアは嫌いじゃないですが、決められた有給休暇の中で、連れの湯治にかこつけた旅行を優先しているので、最近はあまりアウトドアでは遊んでいません。
    では、湯治ではどうか?と問われれば、電源サイトに車を止め、行くのが関東で言えば3月と12月くらいの陽気なので、キャンプ場では車の中で暮らしています。
    そういった意味では、「キャンプ」+「カー」ではなく、「モーター」+「ホーム」の方が僕らの行動を的確に示しています。
    RVも確かにそうなのでしょうけれど、パジェロやハイラックスサーフのイメージが強いですよね。
    僕らが「RV買ったんだ」と自車を見せたら、ラックスあたりに乗っている連中から「違うじゃん」と言われちゃいそう(笑)
    名は体を現すとか言います。実に的確なジャンルを作るのは難しいことです。

  2. 町田 より:

    >Takeさん、ようこそ。
    おっしゃるとおりですね。確かに、「的確なジャンルを作るのは難しい」ことのように思います。
    Takeさんのように、「モーター」 + 「ホーム」 のように使われる方もいらっしゃれば、「キャンプ」 + 「カー」 として使っていらっしゃる方もおられるでしょう。
    逆にいえば、それほどキャンピングカーというものは、多様性を秘めているということであり、それだけ奥行きが深いということにもなります。
    「キャンピングカー」 という言葉を別の言葉で置き換えようといったとき、読者の方から「トラベリングカー」、「キャンカー」 など、様々なご提案をいただきました。
    そのようにいろいろな言葉に置き換えられるほど、キャンピングカーというのは、豊かな可能性を秘めているものであることを感じました。
    今しばらくは、ひとつの呼称にこだわることなく、そのようなキャンピングカーの多面性をゆっくり観察していきたいと思っています。
     

  3. ムーンライト より:

    こういうお仕事もなさっていたのですね。
    (なんて失礼な)
    町田さんって、「キャンピングカースーパーガイド」の他はどんなお仕事をなさっているのだろうと内心思っていたのです。(笑)
    一年を二十日で暮らすイイ男という川柳がありますね。
    スーパーガイドも毎年ほぼ一年がかりだろうとは思うのですが、
    町田さんもそれに近いのかと思っていました。(笑)
    「RV」と言い換えることは確かに無難のように思います。
    けれども無難過ぎるようにも感じますね。
    無難なのはいけませんよ。
    何かハッと魅力的な題名はありませんかねぇ~。
    最近、魅力ある書名の本を見つけました。
    いい書名だなと感心していたところ、その著者である経済界の大物が大木さんのショーをご一緒した友人の親戚だと分かりました。
    何か嬉しくなって大木さんのことまで書いて本の感想をメールしたら、その大物からお返事をいただいたのですが。
    友人とその大物は親しくはないということが後からわかりまして・・・ 
    あ~。なんか大胆なことをしてしまったような・・・

  4. 町田 より:

    >ムーンライトさん、ようこそ。
    『キャンピングカースーパーガイド』 以外にも、けっこういろいろな仕事をしています。世間でいう 「ビンボー暇無し」 といったところでしょうか。「1年を20日で暮すイイ男」 になってみたいと常々思っています。
    経済界の大物さんが書かれた魅力ある書名の本というのは、どのようなタイトルなのでしょうか。
    差し支えなければ、勉強のためにお教えください。
    本でもドラマでも、確かにタイトルは大事ですね。特に書籍などは、そのタイトルだけでその販売力が半分くらいは決まってしまいますね。
    今度「日本のキャンピングカーの歴史」 という資料を出します。それをサブタイトルにしたいと思っているのですが、なかなかメインタイトルの方が浮かびません。
    ムーンライトさんのセンスで、ぜひ魅力的なタイトルを探してみていただけないでしょうか。
    採用のあかつきには、キャンピングカーを1台贈呈…とまではいきませんが、せめてキャンピングカーのミニカーなどをお送りしたいと思います。
     

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