ETCデビュー

 自分のキャンピングカーにようやくETCが付いて、18日~19日に開かれた 『アウトドアフェスティバル in 信州』 に行ってきた。
 「土日の高速道路利用が1,000円」 という特権を、ようやく手に入れたわけだ。
アウトドアフェスティバルin信州ポスター
 誰もが、一番最初に思うのは、
 「うまくゲートが開いてくれるかしら?」
 ということらしい。
 で、やっぱり、ETC専用レーンに入るとき、ちょっと緊張した。
 だから、バーが上がって、目の前に高速道路の侵入路が開けたときは、ホッとした。
 
 このETC利用による 「土日の1,000円ポッキリ」 という制度は、キャンピングカー業界にはどういう作用を及ぼしたのだろう。
 イベント会場で何人かの業者さんに聞いてみたところ、 「遠方からの来客が増えた」 と、みな口を揃えて言う。
 300㎞以上離れた地域に住んでいるお客さんが、午前中に電話を入れて、夕方頃に来店し、実車をゆっくり見学してから夜帰っていく…なんてことが増えたとも。
 それにしても、このETCの普及率というのは、現在どのくらいまで進んだのだろうか。
 「 (ETCを) 注文したら即納されるようになったから、今はほとんどの人が装着しているのではないか」
 という人もいた。
 逆に、 「あいかわらずの品薄が続いている。正規のルートに頼っていれば、何ヵ月も待たされる状態はいまだ続いている」
 という人もいて、地域によって差があるようだ。
 今のETCは、うちの社長がプレゼントしてくれたもの。
 これはありがたかった。 
 5月の連休前に近所の 『オートバックス』 にオーダーを入れていたのだが、こっちの方はいまだに 「入った」 という連絡が来ない。つまり正規のルートに頼っているかぎりは、2ヶ月半経っても入手できなかったということになる。
 ETC利用による 「土日1,000円」 を手離しに喜べないという声も多い。
 フェリー業者や鉄道の関係者が打撃を受けていることはマスコミで報じられているが、高速道路の利用者にとっても、土日の渋滞の激化は憂慮すべきことだろう。
 日曜日の午前11時半にイベント会場を後にしたのだが、途中から中央自動車道の大渋滞にひっかかってしまい、結局家に着いたのは午後11時半だった。
 途中のPAで昼寝したり、食事したりした時間を差し引いても、結局10時間ほどハンドルを握ったまま車内に拘束されたことになる。
 「土日1,000円」 をうまく活用するためには、走る時間帯の工夫も必要になりそうだ。

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ETCデビュー への6件のコメント

  1. TOMY より:

    私も去年の年末にETCを付けました。初めてゲートを通る時は皆さん同じ心境になりますね。
    しかしながら、今度の衆議院選挙で民主党が政権をとれば、高速道路は基本的には無料になるはずですから、ETCの機器は無用の長物になってしまいます。
    そうさせない為に自民党と官僚はETCの機器を無料で配布し、装着率を上げることによって、選挙で民主党への投票阻止を狙っているようです。
    その効果がどれほどなのかは、選挙後が楽しみです。
    だだ、ハードメーカーもそのへんを読んで、機器の増産はしない方針と公表しております。
    元々、高速道路を有料にすること事態が正しいのかという疑問がありましたが、エコだの省エネだのと言っておきながら、この時代に高速道路の利用を促進するような政策にも疑問が出てきました。
    方や省エネ家電を推奨して、方や高速道路の利用を促進しているって、政策に一貫性がないですよね。
    この国を本当に任せられる政党は何時になったら出てくることやら。

  2. 町田 より:

    >TOMYさん、ようこそ。
    とても重要なご指摘をされたと思います。ETC利用を高速道路の1,000円乗り放題と結びつけた政府の方針は、それにともなう経済波及効果をもたらしたという一面では、評価できる部分があるように思えます。
    しかし、TOMYさんがご指摘されたように、それが現政権の人気取りであったという側面は見逃せませんね。今の麻生政権が生まれる前の福田政権の時代、時の福田首相は、洞爺湖サミットを前に、日本をエコ大国として世界の模範的な存在となることを明言しました。そのころ世界的に原油価格が高騰しておりましたが、福田元首相は 「人々がクルマに乗る機会が減ることは、CO2の削減、資源の温存のためには良いことではないか」 と発言したくらいでした。
    それなのに、首相が代わっただけで、ガソリン消費を奨励するような 「ETC1,000円乗り放題」 を打ち出すというのは、どう考えても政府としての一貫性を感じるわけにはいきません。そこに関しては、まったくTOMYさんと同感です。
    ETCさえ付ければ、土日は1,000円でいいよ、というのなら、じゃ今までの高速料金というのは何だったの? という疑問が当然生じてくるわけで、むしろ道路行政に対する不信感を植え付けたという面も出てくるわけですよね。
    ただ、民主党の言っている 「高速道路の無料化」 というものが、どれほど具体的な実現性を持っているのか。またその必要があるのかということに関しては、私は多少疑問を持っています。道路行政にメスを入れて、天下りをなくしていくという意味では大いに賛同できますが、道路の補修を含める管理維持費の財源をどこに求めるのか。そこのところの納得のいく説明がまだ十分になされていないように思えます。
    また、ひとつ考えなければならないのは、高速道路が無料化になることによって、高速道路以外の幹線道路に現在依存している観光業やガソリンスタンドやファミリーレストランのような地域産業が構造的変換を迫られるという問題が出てくることです。
    高速道路に依存する施設のみが経済的繁栄を謳歌し、それ以外の地域経済が縮小していくことがないように、民主党さんにはそこのところもしっかり考えてもらいたいと思います。
     

  3. より:

    そもそも高速道路は建設後一定の年数を経て通行料収入などにより償却を終えた後は「無料」になるはずでしたよね。
    そこがないがしろになり、交通量の少ない(便益効果の低い)地方までどんどん伸びていき、その分も全国一律の通行料でカバーするという、地方への利益供与モデルで成り立っていたこと自体は不健全だったと思います。
    財政の余裕が無いままに「無料」というキャッチフレーズだけを取り上げる民主党もいかがなものか、という感じですが、本来「無料」であるべき高速道路をいかに健全に「無料」に戻せるか、ということは真摯に考えるべきことと思います。
    で、それとはまったく別な議論として「ECO」が存在すべきです。
    私案として、仮に高速道路が無料になったとして、せっかくつけたETCを無駄にするのはそれこそ反ECO。
    であれば通行車両の環境負荷に応じた「環境負荷料金」を徴収する。重量とか、CO2とか、NO2とかの量に応じて。
    徴収した環境負荷料金を原資に、電気自動車などの開発と普及に補てんする。排ガス転じてECOとなる。
    いかがでしょう?

  4. 町田 より:

    >雷さん、ようこそ。
    おっしゃることはもっともだと思います。ブログでも同じ意見を展開されていましたね。私も基本的には雷さんのご意見に賛成です。
    確かに、この「無料化」が経済波及効果をもたらすことは確実でしょうが、環境保全とどう折り合いをつけていくのか、そこのところはまだ、様々な難関が残っているような気もします。
    そこで、>「通行車両の環境負荷に応じた環境負荷料金を徴収する」 という雷さんの提案は、野放しに高速に流入するクルマを制限するという意味でも有効かもしれません。その場合の料金徴収は従来のETCが行うことになるわけで、そういった意味で、ETCを無駄にすることにもなりませんものね。
    高速道路の無料化に至るまでには、まだまだ紆余曲折がありそうな気もします。今後の成り行きを見守っていきたいと思います。
     

  5. より:

    はい、むしろ町田さんの記事にインスパイアを得た発想でした。
    民主党にもやはり同じ趣旨の意見は入れておきましたが、一市民の意見ではどうなることか。

  6. 町田 より:

    >雷さん、ようこそ。
    雷さんがご自分のブログで書かれているように、
    >「今自分が乗っている車を考えると辛い状況ではあるけど、その分次の機会にECOなキャンピングカーが手に入る可能性が高まるなら、惜しくない投資じゃないかと」
     …という発想は大事なことでしょうね。
    >「徴収した環境負荷料金を原資に、電気自動車などの開発と普及に補てんする」
    おっしゃるとおりですね。
    私たちは、目先の自分だけの利益確保に血眼になりがちですけど、将来のより良き交通社会の実現に向けて、ものごとを少し大きな視野で見ていかなければならないかもしれませんね。
     

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