不思議なエミリー

 黒髪を持った、黒い瞳の、黒い服を着た、不思議な女の子。
 「エミリー」 というんだそうだ。
 

 
 ちょっと調べものをしているときに、偶然開いた外国のサイトで、このエミリーちゃんに出会った。
 一目惚れ!
 
エミリー22
 
 なんだろう?
 この子の目は…
 ものすごくキュートで、セクシーなんだけど、まったく人間に媚びていない。
 

 
 人間の原理を超えた世界で生きている女の子。
 そういう 「超越性」 が備わっていて、とっても魅せられる。
 
エミリー18
 
 で、調べてみたら、やっぱり “魔女” なんだそうだ。
 しかも、13歳という魔女だ。
 
エミリー05
 
 英語文化圏では、「Emily the Strange (エミリー・ザ・ストレンジ) 」 で通っているらしい。
 
エミリー17
 
 Wikによると、サンフランシスコのアーティスト集団 「コズミック・デブリ」 のバズ・パーカーという人が創作したキャラクターなんだとか。
 
エミリー09
 
 当初はステッカーのキャラクターとして発売されたが、後に、衣服、バッグ、スケートボード、絵本、ノート、などのキャラクターとして、活躍の舞台を広げた女の子らしい。
 日本では、2003年に宇多田ヒカルが翻訳した絵本があるそうだ。
 
エミリー13
 
 彼女のお供は4匹の猫。
 猫の名前は、サバス、ニーチェ、マイルズ、ミステリー。
 
 ニーチェって、あの哲学者のニーチェか?
 彼女には、人間の友達はいないらしいので、猫を相手に哲学談義でもしているのかもしれない。
 
エミリー14
 
 彼女が暮らしているのは、人間の影すら漂うことのない、赤、黒、白だけで満たされた独りぼっちの空間。
 そこは、たぶん時間の止まっている世界なんだろう。
 
エミリー02
 
 赤地を背景に、黒ベタと、力強い線だけで構成された、素気ないほどシンプルなデザインが実に雄弁。
 黒ベタのボリュームがたっぷりで、それが余白の部分をよけい魅力的に見せている。
 
 この感覚が、もうこの世のモノじゃない。
 エミリーという商品キャラクターの背後に、一生かかっても読みきれないほどの 「物語」 が存在しているような雰囲気が伝わってくる。
 
エミリー10
 
 イノセントな処女性と、妖艶な魔女性が、何の矛盾もなく共存する少女。
 現代のビアズリーが描いたサロメだ。
 
エミリー22
 
 ホームページ (↓)もあるみたいだ。 
  http://www.emilystrange.com/
エミリー11
  
 

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