ワンタイR-5

お勧めキャンカー20 WANTAI R-5

 今年(2007年)11月に開かれた「お台場くるま旅パラダイス」で、ボディショップ アジロさんが開発した新型「ワンタイR-5」がデビューした。

 ベースは、トヨタ・ランドクルーザー80.
 そのボディがカットされ、一見FRP製に見える白いシェルが架装されていた。

 実は、このシェルがクセモノ!
 アルミニュームなのだ。
 しかし、またなんとも優美な造形ではないか。
 普通、アルミパネルを使えば、ボディサイドのつなぎ目が直角になってしまうことは避けられず、見た目にはペキペキしたスクエアなクルマになってしまう。
 なのに、このモデルでは、コーナーに丸みを持たせるために、コーナー部はFRPでアールが取られている。

 このFRPとアルミの接合部分が、外から見ただけではまったく分からないというのが、このクルマのマジック。
 そこにボディショップ アジロが長年蓄積してきた特許申請済みの “秘伝” が生かされている。
 アルミをシェルの素材に使った理由は、まずはボディの軽量化。
 もともとランクル80の車両重量は、2,200kgぐらいだという。

 それをボディカットして、シェルを架装した状態で2トン半の状態に持ってきているらしい。
 「もっと軽くなる」
 と網代社長はいう。

 「家具をフラッシュ(中抜き)にして、フロントバンパーをファイバーにする。そうなると、2,280㎏ぐらいまで重量を落とすことができる。実際にやってみないと分からないけれど、確実に2トン半は切れる」
 そうなれば、さらにクルマの走りも軽快になるし、燃費もよくなる。
 網代さんは自信たっぷりだ。

 もともと、ハイラックスベースの時代から、ワンタイR-5シリーズは、その軽量ボディによる運動性能の高さでは定評があった。
 ワンタイR-5の前モデルは、トイレルームなどをあっさり取り払ったレイアウトによって、コンパクトボディを実現。それがまた、俊敏な走りを可能にしていた。

 今回のインテリア造形も、雰囲気はハイラックス時代のスタイルを踏襲している。しかし、家具の精度や質感はものすごく向上した。
 ユニークなのは、セカンドシートの設定。 

 ダイネット前の補助シートを低く設定することもできるため、運転席・助手席と同じ高さを保ったまま、前向き乗車が可能になっている。その部分をマットで埋めれば、対面ダイネットも完成。

 また、ランクル80シャシーはハイラックスより大きいので、トイレルームが設けられたことも特徴として加わった。
 そういった意味で、ハイラックス時代のR-5よりも、より長期滞在に適したクルマになっている。

 トイレルームの上方には、電子レンジ収納スペースもしっかり設定されているというのも便利だ。
 この新ワンタイR-5のもうひとつのセールスポイントは、 「雨音を消すルーフ」 。
 これも、長年の研究成果が実って実現したボディショップ アジロならではの先進技術。
 なんとこの11月末に、申請していた特許をついに取得することができたそうだ。

 特許を取ったときの “発明品” としての名称は、
 「車のルーフ雨音の減少方法および車のルーフ構造」
 というもの。
 2ヶ月ほどで特許番号が下りるという。

 この新構造のルーフによって、夏はエアコンの効きも抜群。
 冬は暖房効果も向上。
 「1年中快適な室内を実現することができた」
 と、これまた、網代社長はご満悦。

 実際に、この新型ワンタイR-5をオーダーするとなると、ベース車のランクル80を探さなければならない。
 すでに生産が終わっているシャシーだからだ。
 その場合は、中古車を探して、アジロさんのショップに持ち込んでもよいし、網代さんに、80の中古車を探してもらうことも可。

 ただし、ディーゼル車は排ガス規制を受けるので、規制の対象から外れるガソリン車に限られる。
 「本当は、ランクル100ぐらいでデモ車を造りたかったのだけれど、なにぶん車両価格が高すぎるんでね」
 と、網代さんはちょっぴり残念そうだ。

 ただ、ランクル100になってしまうと、ベース車自体が重くなってしまうので、アルミシェルを架装しても、あまり軽量化のうまみが出ないとも。

 でも、100のオーダーがあれば造りたいらしい。
 本当は、そういう顧客が現れることを待ち望んでいるようだ。
 
 

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