答えは風の中

  
 「フィールドキング」 という伝説のバンコンを開発しているビルダー 「カスタムプロ ホワイト」さん。
 そのオーナー池田健一さんに、ずっと昔からホームページに、『答えは風の中』 というエッセイを連載してもらっています。
 不定期なのですが、もう今回で33回目。
 キャンプの話、素潜りの話、音楽の話。
 池田さんから送られてくる原稿のテーマは、非常に多岐にわたり、今回は何が語られているのやら、いつも楽しみです。
 お話するのは、ほとんど電話だけなのですが、お互いの好きな音楽の話などを始めると、もう止まりません(キャンピングカーの話など、あまりしないのです)。

 池田さんが好きなのはブルース。
 そして、R&B。
 趣味がピタリです!

 日本人のブルース演奏者として海外で有名な大木トオルなどを語らせると、私たちの仲間でも、たぶん、彼の右に出る人間はいないでしょう。
大木トオル

 人間は、どんなところから縁ができるか分かりません。
 そもそも、池田さんが、うちのホームページにエッセイを連載するきっかけとなったのは、クレームの電話からでした。
 「おたくの出しているキャンピングカーの本で、なんでウチのクルマが載らんのですか? どういう編集方針なんですか? 長崎にはビルダーがおらんと思っとったですか?」

 うるせぇオヤジだと思いました。
 もう少し、丁寧な言葉をしゃべれよ…。
  
 でも、話を聞いていると、面白いんですねぇ!
 「ウチの造るクルマは、CCR (クリアデンス・クリアウォーター・リバイバル) なんかを流していると、実に似合うクルマなんです。一度写真を見てくれんですか」
 「ほぉ、CCRですか? ツェッペリンとかとは違うんですね?」
 「ああいう、電気の音をでかくして聞く感じとは違うんです。もっと自然の感触を生かした、ナチュラルな音とマッチングが良いです」

 こういうふうにキャンピングカーを語るビルダーの人と出会ったのは初めてでした。
 そのうち、クレームの話はどこへやら。
 「町田さんも、音楽お好きなんですね。O・Vライトとかどうですか?」

 びっくりです!
 ディープサウスのフレイバーをたっぷり撒き散らすサザン・ソウルの伝説のアーティスト。知る人ぞ知る“ツー好み”のシンガーです。

 こっちも調子にのって、
 「じゃ、ロイ・Cとか、オーティス・クレイもお好き?」
 「ああ、いいですねぇ。泥臭い方が好きです。しょっぱい声が趣味です。だけど、やっぱりトドメを刺すなら、オーティス・レディングです」

 おお! 分かっている人だ。
 なんだか、とってもうれしくなりました。
 こうして、いとも簡単に、エッセイを連載する約束ができました。
 
 池田さんは、音楽だけでなく、焚き火やダイビングの達人。
 豊富な自然体験から生まれるエッセイは、とても自然の彩りの美しさを伝えてくれます。
 最新の原稿が、昨日届きました。
 ぜひ、みなさまもご照覧あれ。

 http://campingcar-guide.com/kaze/033
池田エッセイ海と木 
 
 

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答えは風の中 への4件のコメント

  1. ムーンライト より:

    ブルース・シンガー大木トオルさんのファンです。
    はじめまして。
    大木さんのCDの話が通じる方は残念ながら少ないので、このブログを見つけて嬉しく思いました。
    私は、音楽や他のシンガーのことは分かりません。
    79年以来、大木さんの声に惹きつけられている。
    ただ、それだけです。
    大木さんの著作やレコード、CDは(多分)すべて所有しています。
    (その中の幾つかについてはアマゾンにカスタマーレビューを書いています。)
    池田さんのブログ(エッセイだったのかも)も拝見したことがあるように思いますが、確かコメント欄はなかったような・・・
    池田さんにも宜しくお伝えください。 

  2. 町田 より:

    >ムーンライトさん
    とてもうれしいコメントありがとうございます。
    ムーンライトさんのアマゾンのレビューも拝読しました。大木さんに対する敬愛と、その音楽に対する深い理解が伝わってくる素晴らしいレビューですね。
    今でこそ、黒人音楽のスピリットを生かした日本人歌手がいっぱい輩出するようになりましたが、大木さんは確かに、そういう流れを生み出した元祖でしたね。
    しかも、まだまだアメリカでも人種差別がきつかった時代。その中で「イエローブルース」を追求した大木さんは、二重の意味で苦労を重ねられたんだろうな…と思います。
    ブルースは私も好きなジャンルです。
    古いところでは、マジック・サムとか、オーティス・ラッシュとか、BBなんかもよく聞きました。
    でも、大木さんのブルースは、モロ黒っぽいけれど、日本人だけが感じるような哀愁があって、とても心に響いてきますね。
    池田さんがムーライトさんのコメントを読まれたらきっと喜ばれると思います。伝えておきます。

  3. ムーンライト より:

    町田さん、ご返信ありがとうございました。
    以前、拝読した池田さんの『答えは風の中』というエッセイを探し出しました。
    http://www.campingcar-guide.com/kaze/031/
    この中に書かれているNHKの「ようこそ先輩・ブルースは魂の応援歌」を私も見ました。
    録画もするつもりで、放送日を楽しみに待ち構えていたのです。
    ところが、機器の故障で再放送も再々放送も録画することができませんでした。
    私は残念でたまらず、NHKにアンコール放送を依頼する手紙を書きました。
    (NHKのHPからメールが送れるのですが、この頃はメールを書くことすらできませんでしたので)
    その後、この番組について書いておられるブログを幾つか見つけ、「あなたもアンコール放送の依頼を」と初めてコメントなるものを書きました。
    (池田さんの「エッセイ」には残念ながらコメント欄がありませんでした)
    未だにアンコール放送はありません。
    しかし、この時以来、いろいろな方とお知り合いになれました。
    今ではあの時録画できなくてかえって良かったと思っています。
    レビュー、お読みくださり有難うございました。
    実は6月(?)に更に幾つか投稿したのですが、何故か掲載されません。
    関係者と誤解されたのかもしれません。
    町田さんのお言葉に力を得て、また少しずつ投稿しようかと思っております。
    ありがとうございました!!

  4. 町田 より:

    >ムーンライトさん
    NHKの「ブルースは魂の応援歌」は私も見ていないのですが、それをご覧になられた池田さんからも「感激した!」というお電話をいただいていたので、ぜひ見てみたいと思っています。
    私も犬を飼っている身なので、犬との交流は大きなテーマです。犬を3匹飼われているブルース好きの池田さんにとっても、身に沁みる番組だったようですよ。
    しかし、「大木トオル」さんをテーマに、こうやって見ず知らずのムーンライトさんとコメントのやりとりができるって、ブログの素晴らしさですね。
    池田さんには、ムーンライトさんからいただいたコメントをお送りしておきました。
    きっと喜んでくださると思います。
    今後ともよろしくお願い申しあげます。

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