キャンピングカーの総台数は5万台 (07白書より)

 
 2007年現在、日本でいま走っているキャンピングカーの台数は、いったい何台くらいなのでしょうか。
 そのような興味深い情報を満載した『キャンピングカー白書2007』(日本RV協会編)が、このほど発表されました。
 
 それによると、昨年日本RV協会(JRVA)がアンケートを採って調査した05年度のキャンピングカー総出荷台数は、国産車・輸入車ふくめて約3,500台。
 過去にさかのぼって累計すると、現在日本で現役として活躍しているキャンピングカーの総台数は、およそ50,000台ということだそうです。
 
 どうですか?
 少ないと思いますか、それとも多いと思いますか?
 
 「たったそれだけ?」と思う方も、結構いらっしゃるかもしれませんね。
 今までのキャンピングカーの総保有台数を公表する記録では、「総保有台数30万台」などといわれてきました。
 
 だから、その数値を頭に入れていた人は、
 「えっ! たった5万台?」とびっくりされたのではないでしょうか。
 少し説明が必要かもしれませんね。
 
 ご存知の方もいらっしゃると思いますが、今までは普通の乗用車でも、「キャンピング車登録」(8ナンバー登録)をすると、税金や保険面でかなり優遇されるようになっていました。
 
 そのため、簡単に脱着できるシンクやコンロを装着し、車検を通してからそれを取り外すような車両でキャンピング車登録するユーザーも、非常に多かったわけです。
 その数が、従来公表されていた「30万台」などという数値だったわけですね。
 
 しかし、2000年の10月より、国土交通省が「キャンピング車」の構造用件を変更し、規定をより厳密にして、そのような簡易装備を組み込んだ車両を、キャンピング車の規定から除外しました。
 
 今後は、脱着を前提とした簡易的な装備を組み込んだ「キャンピング車」は車検を通すことが難しくなるため、徐々に減少していくことになります。
 
 今回、日本RV協会が公表した「5万台」という数値は、車検をしっかりクリアできる純粋なキャンピングカーの数となります。
 
 「30万台」から一気に5万台となったキャンピングカーですが、白書によると、国産車も輸入車も、04年度と05年度を比較すると、ともに出荷台数では前年比を上回っています。国産車では14.22%増。輸入車では5.47%増でした。
 
 そのタイプ別構成比の内訳は、国産車ではバンコンが53.95%。キャブコンが35.98%。バスコンが3.69%となります。
 
 輸入車では、トラベルトレーラーが69.53%。クラスCが18.74%。クラスAが4.51%。クラスBが1.81%でした。
 輸入車では、トレーラーが圧倒的な人気を誇っていることが分かります。
 
 なお、日本RV協会さんの読みでは、キャンピングカーの総保有台数は、今年末あたりには、6万台弱を達成するとか。
 キャンピングカー産業が、確実に前進していることが、この白書から伝わってきます。
 次回は、白書が伝えるユーザーさんたちのキャンピングカーライフをレポートする予定です。
 

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キャンピングカーの総台数は5万台 (07白書より) への4件のコメント

  1. TJ より:

    規制前はキャンピングカーの簡易装備で登録した大排気量車の脱税行為が多かったですね。。
    キャンピングキット欠けの8ナンバー検問までありました。。なんにしても日本の自動車税は高すぎまるのが原因でしょう。
    しかし純粋なキャンピングカーに対しての措置がなさすぎますね。

  2. 軽コロ より:

    私の父は2tトラックを改造してキャンカーにしていました。構造要件を徹底的に読みあさり、完成にこぎつけて2年間乗っていましたが、自動車税と車検が高すぎて負担になり手放しました。
    たった2年という短い期間しか使えなかったことが残念でもあり悔しいと申しておりました。
    もっとも排気量が国内の一般のキャブコンよりも大きいことが税金が高かった原因でもありますし、あのまま持っていても排ガス規制でお手上げだったことでしょう。
    自走式の車両構造要件によるとグレータンクやら清水タンクの量、車室の材料(難燃性)なども指定されていますが、キャンピングトレーラーにはそのような規制がありません。
    自走でも車室が運転席と繋がっていないもの(・・・はほとんどありませんが)については規制を緩和するなどキャンピングカーに対する法規制の緩和処置がなければ、いくらキャンピングカーの値が下がり一般的になってきたとしても、維持管理費用がかさむばかりですよね。
    老後はキャンピングカーで!というシニア世代に普及させるためにも、そういう法改正を強く希望したいですね。

  3. 町田 より:

    キャンピングキットが使えなくなって、実は廃業してしまった業者さんたちも結構知っています。
    なかなか難しい問題ですね。
    確かに、TJさんのおっしゃるとおり、自動車税は高いし、その割には、純粋なキャンピングカーに対する取り計らいはあまり考えられていませんね。
    これからレジャーや観光が地方地自体の大きな収益源となる時代が来そうなのに、もう少しそのような面を補うクルマに対する優遇があっても良さそうに思えます。

  4. 町田 より:

    軽コロさんのおっしゃるとおり、キャンピングカーの管理維持費はけっこう大変な問題で、実際「気軽に乗ろう」と思った人たちが、いろいろ計算し始めて二の足を踏んでいるという状況が確かにありますね。
    法規制の緩和処置はぜひ実現してもらいたいところです。
    ただ、法改正に向けて圧力をかけるにも、ある程度「数の論理」が必要なんでしょうね。現実的には、もう少しキャンピングカーユーザーが増えないとどうしようもないのかな…という気がしないでもありません。

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